浦山ダム見学 その10
ダム周辺を一通り回って待ち合わせ場所に戻りました。
しばらくは車の外に椅子を出して日向ぼっこしながら読書。
そのうち睡魔が襲ってきて椅子がら転落しそうになったので
車内に移動して寝ていました。
うとうとしていると「ダムマニア」の管理人、宮島様と
ぽこ様が到着なさいました。
奈良ナンバーの車なのですぐ見つけられたとの事。
早速ダム話に花が咲きます。
しばらくして「Dam Master」のあべべぇー様は市内で
渋滞に巻き込まれているとの連絡が入りました。
下道(一般道)で来ておられる様子なので疲労の程が心配です。
うららぴあを見学している最中にあべべぇー様が到着なさいました。
全員揃ったところで改めてご挨拶です♪
うららぴあで英語版のダム建設概要パンフレットを発見し
どうしてもこれの日本語版が欲しいとうららぴあの職員さんに
食い下がる夜雀。
困ってしまったうららぴあの方が公団管理所に電話を掛けてくださいました。
「あ、公団の方は多分、今、移行業務で忙しいと思うんで..」
「こちらに来てくださいますのでそこの席をお使いください。」
「えー? 来て下さるんですか?」
うららぴあ内の食堂として使われているスペースのテーブル席に
持参した資料を机一杯に広げてお待ちします。
少し経って管理所から職員の方がお越しくださいました。
ご挨拶の後、質問攻めです。
「水資源開発公団から水資源機構になったら
あのダム湖左岸の名碑はどうなるんですか?」
「今のところ予算がつかないのでしばらくはあのままです。」
「この堤体は凄い高さですがこの高さはどういう経緯で
決まったのですか?」
「この土地は見てのとおりの急勾配のV字谷です。
これだけ急なので高くしないと必要量の水を溜められないから
こんなに高いダムになったんです。」
「この堤体は自由越流式非常用洪水吐きですがどうして
鋼製ゲートは採用されなかったんでしょう?
やはり、マンパワーの問題が噛んでいるんでしょうか?」
「自由越流式を選んだ経緯までは詳しくは解からないですが
普段の放水でも充分はける力があるのは事実です。
発電所の横のジェットフローゲートは40t/秒の放水と2t/秒の
放水が可能ですし..。」
「40t/秒のジェットフローゲートっ!?」
この辺りから質問が四方八方に飛び交ってむちゃくちゃになってきました。
私が日頃聞きたいと思っている事について単語が出るたびに
脱線してしまうのが原因です。皆様ごめんなさい。
「実はこの場所は割と水が堪り難い場所なんです。
試験湛水の時に常時満水位まで溜めましたがその後は
いつも洪水期(夏季制限水位にしている期間)のあとは
常満にするのが大変で..」
「でも洪水調節域の為にたくさん捨てないと駄目なんですね。
それって辛いような....」
「特長はやはり都市型ダムという事ですね。」
「洪水調節は必須であるという事なんですね。
されにしてもなかなか常満にならないなんて吃驚です。」
「実は下久保ダムに見学を依頼していたんですが
公団から機構への移行業務で忙しいと聞いていまして
公団の方にお話を伺うなんて無理と思っていたんです。」
「私、以前は下久保ダムにいたんですよ。」
「えーっ!あの直角堤体にいらっしゃったんですか?」
「あの下久保ダムの堤体って監査廊も直角になっているんですか?」
「監査廊は重力式の部分だけですよ。副ダムの部分には無いですよ。」
「実は..下久保ダムのエレベーターはですね...」
「はい(どきどき)」
「しょっちゅう止まるんです。」
「うぉぉぉ!それは乗ってみたいですねぇっ!!」
「社会見学という事で地元の小学生がダムに訪れたとき
くれぐれもその点だけは了承してくださいと説明させてもらいます。」
「貴重な体験ですね。是非経験してみたいです♪」
「あとですね...私の居た所で...」
「はい(わくわく)」
「○○○ダムは自殺が割と多いんですよ」
「自殺ッ?ダム湖にですか?」
「いえ、天端からこう..下流に..」
「なんですってぇ!堤体になんと言う事をっ!あ、後始末はっ!?」
「高さが高さですから...」
「そんなふとどきな奴は☆○(
゚ο゚)o
o(゚ぺ)○☆
(自主規制)」
そんなこんなではっと気がつくと55分が経過していました。
「ご、ごめんなさい。すみませんっ!お昼ご飯の時間がっ..」
お昼休み一時間の55分を使ってしまわれた事にお詫び申し上げ
公団の方の楽しい説明は終わりました。ありがとうございました♪
でもお昼ご飯...ごめんなさい。
うららぴあを出てから堤体左岸に移動です。
500段あるというフーチングの階段を降りたいと私が駄々をこねました。
帰りは勿論エレベーターで上がって来る所存です♪

少し下がった場所から見上げると傾き始めた陽射しが
天端の手すりを輝かせていました。

こういう高さから堤体を見ることができる場所は少ないと思います。
公開されている堤体では公団ダムの京都府の日吉ダムが
堤体の真中に観覧スペースが作ってあり、ちょっと違った感じで
堤体を眺める事が出来ます。

階段の手すりはぴっかぴか。
覗き込むと堤体が映りこんでいたりして素敵です。

半ばまで降りてきてもまだまだ先は長いです。
膝がカクカクし始めました。

膝が笑い始めたら丁度ベンチがあったりして(笑)
下から上ってこられるチャレンジャーも多い様子で
壁には埃と汚れを引っかいて描いた落書きが
たくさんあって笑わせてくれます。
堤体の天端の方向に矢印を描いて「順路」としているのには
かなり笑いました。