竹田ダム(魚住堰堤) 見学 その2


取水ゲートとスクリーンと網場。

この取水ゲートのゲートピアの上ににょっきり立っているポールは
なんとなんと このゲートの開閉を行うスピンドル部分のガードです。

ゲート開閉時にはここで
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
きゅるきゅるきゅるきゅるきゅるきゅるきゅるーーー
って一生懸命、軸が回るって想像したらなんか物凄く可愛らしく感じました
実際は無骨なものなのでそんなに可愛いらしいというような物ではないです。


ゲートピアの上の歩廊に進ませていただきました。
ここで、下流の河床を見てぎょっとなりました。

「な・・・なんですか・・これ。この節理」
「これが阿蘇火砕流でできたものですね」
「これ、全部、昔の阿蘇山の噴火で出た溶岩なんですか」

「凄い昔ですけど」


地学の教材になるこの柱状節理。

阿蘇山がはるか古代に噴火した時に発生した火砕流の堆積物です。

この魚住堰堤(竹田ダム)の下流には“魚住の滝”という滝があります。
普段は河川維持用水の量も少なく瀑布と呼ぶほど水量はありません。

ちなみに
この後見学に行く沈堕ダムのように堰堤直下まで崩落が進んできたとか
そういう話ではありません。

ここは滝と堰堤の間にも距離がありますし
河床の柱状節理を見られたのでこの後の沈堕ダムの見学で
イメージしやすいかなと取り上げてみました。


更にゲートの上の巻き上げ機レベルの歩廊にも通していただきました。
背景の山の向こうは市街地なのに凄く隔絶した感があって
とても不思議。
静かな静かな魚住堰堤(竹田ダム)です。


てっぺんの歩廊は横から見るとトラスになっていました。
わは♪
大内原ダムとおそろーい♪
大内原ダムっぽーい♪


何とものどかで地図からはイメージできなかった風景でした。
地図では市街地の中心街のそばにあるので
ダム湖周囲にこんなに森があるとは思っていなかったのです。
でも少し進めばもう市街地で風景はがらりと変わります。

独特の地形には太古の阿蘇山の火砕流が関わっているのかなぁ

などと妄想しながら
続いて、更に下流にある沈堕ダムの見学をさせて頂くことになりました。