馬ヶ城ダム 見学 その5

堤体の苔にエキサイトしまくった後、水源地管理事務所の建物の中にある
資料室も見せていただきました。


どーん。

たくさんの資料がピシッと並べられています。
この室内がまたまた綺麗で♪
ペンダント形の照明も風格のある机も天井のストレートな板張りも全部が素敵。


中央の大きな机の上にあった珍しいもの。
流石、国内有数の陶器の産地・瀬戸市です。

この小さいプレートには浮き出し文字と別に
ひとつひとつ数字が書き込まれて焼き上がっているんです。
セミカスタム♪

普通は金属のちっこいプレートで作られるこんな標識まで
見事な陶製。

鋳物で作られそうな量水器の蓋まで陶製。
地元密着のこういう物っていいですねぇ。


馬ヶ城ダムの美しい水紋は沢山の写真家の方が被写体にされています。
この瀬戸市の観光地を紹介している雑誌にも素晴らしい馬ヶ城ダムに越流写真が。
ああ素敵。


これは馬ヶ城ダムの断面図です。
上流面図はちょっとピンぼけになってしまいました。


そしてこれ。
お洒落なメーター。
なんとこれは貯水池水位標。


フロートの高さがメーターに現れる仕組みらしいです。
瀬戸市水道 東邦製作所 と入っています。

外側の数字が米(m)で、内側の数字が尺の表示。

他にも昔の水道管や補修用具、昔の写真や
現在の水源地の様子を地元の小学校がまとめた資料(←凄い完成度でした)など
貴重な資料が満載です。


馬ヶ城ダムの水源についての詳しい説明と
水道用の管理物件では無いけれど
蛇ヶ洞砂防ダムのように砂防をしながら別の役割も持っているという
変わり種のダムが市内にあるという事を教えていただきました。

御案内を下さった職員の方にお礼を述べて次の目的地に向かいました。


緑の裳裾

のっぺりコンクリートで装飾無し
石張や石積の重厚さはありません。

しかしこの平らなコンクリートにこんなに美しい苔が一面に育つ事で
こんなにも美しい姿ができました。

ダムは10年、20年と年を経ることでどんどんその姿を変えます。
真っ白なロックフィルも灰色にくすんできます。

この馬ヶ城ダムは長い年月を経てこの美しい緑の裳裾を身につけました。

越流の水紋もさることながら
この堤体の苔の美しさと
水源地の庭園風景

全てが美しく整った馬ヶ城水源地。

機会を見つけて、是非、たくさんの方に愛でていただきたい素晴らしい空間です。

見学の相談は馬ヶ城水源地でなく、蛇ヶ洞浄水場の方にお電話してください。

最後に
突然の訪問であったにも関わらず
丁寧な説明と貴重なお話をしてくださった瀬戸市水道部の皆様にお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。

 

後日譚

蛇ヶ洞浄水場の方からお写真をいただきました。

「先日、見学にお越しになった日の2日後の写真です」

くわぁっっ!
う、うう、2日違いで…!

いやいや
悔しがる以前に眼福♪
ホントに素敵な越流ですね♪

ありがとうございました〜。