塚原ダム 見学 その7

右岸にはこんなに立派な慰霊碑がありました。
なんと大きな慰霊碑でしょう。
屋根瓦のつけられた碑
工事に関わった方の姿を大きく掘り込んだレリーフ
見事な造りです。
先を進まれていた九州電力の方がここに到着するなり
お祈りをされていたのが印象的でした。
管理に関わる方は日常的に慰霊碑の前に来ると
お祈りされる習慣がきちんと身についているのだなぁと
感心すると同時に私も手を合わせました。

そして水位塔。
このデザインは九州電力のスタンダードのようですね。

竣工当時のゲートより現在のゲートの基部が高いため
ゲートピアも嵩上げてす。
嵩上げがよくわかるこの部分。

嵩上げされたゲートピア部分から新しいゲートの上流面を間近で見たところ。

これは見学時に頂いた九州電力・宮崎支店のパンフレットです。
改修される前の塚原ダムの姿がtop写真になっています。
貴重な写真になってしまいましたね。

近代化産業遺産
登録有形文化財
最高の技術で作られた
かつて東洋一と呼ばれた堤体
これだけ美しいダムに改修工事が入った事に残念だという思いを抱く人もいると思います。
でもダムは働く建造物
その役目を遂行するために
今の設備が役割を果たせないのなら
改修工事を受け入れなくてはなりません。
堤体が
その姿が
いかに美しくとも
ダムとして生まれた時に定められた運命なのです。
新しいゲートピアのコンクリートはまだ白く周囲から浮いていますが
ここは宮崎県
水力王国・宮崎県の耳川です。
毎年訪れる台風はこの白さをいつまでもそのままにはしておかないでしょう。
そして新しいパーツも堤体の黒さに近づき一体化して
その力を存分に発揮するでしょう。
下流の野々尾天然ダムがもたらした災禍を乗り越えました。
美しいだけではない
歴史が古いだけではない
耳川のダムとして生まれたその時に
どんな災禍にも耐えうるようにと
堅牢に作られた堤体
このダムに込められた人々の思いを受け
そびえる塚原ダムは竣工から73年経過した今も
竣工した当時と同じ
人の心に感動を与えてくれる素晴らしいダムでした。
おまけ
カッコいい耳川近衛兵団長・塚原ダムの可愛いポイント

このバス停
塚原ダムが「古園堰堤」と呼ばれていた頃の
名残ならそれはそれでいいんですが
「円堤」っておかしいじゃん!!
というツッコミが
ダム愛好家の中では
NAUTIS様以来ずっとあるんですが
2009年9月見学時
まだこのままでしたというご報告。

九州電力のイメージキャラクターの変遷。
初代・イメージキャラクター

二代目・イメージキャラクター

現在のイメージキャラクター
色々な歴史を語る塚原ダムでした。