刀利ダム 見学 再び その3


水位観測のための機器も更新なのかシートで覆われていました。
それにしてもアーチっぷりが凄く良い。


驚いたのはクレストゲート。

うっすーい!!
薄すぎる
いくら水圧かからないクレストだからって
華奢過ぎやしないかこの扉体

と思うくらい華奢な作りのクレストゲート。

管理所の扉の前で丁度職員の方と会ったので
いま何t放流なのかと聞くとおおよそ5t/sとの事でした。


5t/sも出しているにしては力無い。

理由は水位が低くて水圧がかかっていないことでした。
あの刀利のハウエルバンガーバルブのかっこいいしゅぱぱぱぱぱぱっという放流は
ある程度貯水位が高くないと見られないという事です。


力無いので減勢池に落ちる時に
水は減勢地を横断するような直線になってました。
横にだけ広がった形。

これはこれで面白い。
勢いがない時はハウエルパンガーバルブでもこんな風に水が落ちるのだなと。


じーっと見ているとキャットウォークで人の動きがとても多い。
左岸のスラストブロック部分で天端から資材が下されているところです。
キャットウォークで待ち構えている人が受取ってます。

工事は雪が降り始めたらできなくなるので
急ピッチで進められていました。

ご安全に♪


前回、全く堤体を愛でられずに敗退して心残りだった刀利ダム。

二度目のチャレンジで無事にその姿を拝むことができました。

中々遠いダムですが来た甲斐があると思える素敵なアーチダムなので
季節の良い時にはたくさんの方に来てほしいダムです。

ダムカードも作ってもらえたらもっと人が来ると思うんですが
工事が終わってからの方が良いですね。