富郷ダム見学 その6

三世帯家族の観光客が降りてきたので、不審人物にされないうちに
天端に戻ってきました。こんなに騒いだダム見学は久しぶりです。


右岸から堤体を見ます。
管理事務所も見えています。


監査廊への階段。
下の踊り場が見えません(笑) 高いなぁぁ。


天端中央から減勢工を見ます。
やっぱりかなり深いです。


100m下を無防備に覗ける場所なんて中々在る物じゃありません。
観覧車がいくらでっかくなったって、高層ビルがいくら出来たって
皆、落下防止の対策がとられてフェンス越しガラス越しです。
やっぱり堤体サイコー♪

本当に偶然通りすがりに見つけたダムでしたがこの堤体には
惚れてしまいました。なんというカッコ良い物を...。
水資源開発公団....恐るべし。


ダムの右岸には公園と展望台が作られていました。

富郷ダムは建設に非常に時間がかかったダムです。
理由は地盤でした。この最後の写真で見えている
山腹工の面積もかなり広かったのが印象的でした。

ダム湖の水に沈む部分の地盤は土砂が地すべりで
平らになろうとする力の他に、浮力を受けて不安定になってしまいます。
この為に湖底もコンクリートで固めなくてはならなくなるのです。

地盤が弱いならロックフィルダムが適応ではと思われますが
この場所の地形は急峻で、ダムの設計では一番融通が利くであろう
重力式コンクリートダムが選択されたのでしょう。
そして難工事の末に完成したダム。

水道代に上乗せされる建築費。
確かにこの水の供給を受ける人々には切実な問題です。
でも、水が貯められている事で安定供給される事や
治水で下流域の人命と資産を守ってくれるダムでもあるのです。

素敵なダムでした。
色々勉強できる施設も作られています。
ダムというだけで目の敵にしているような人もいますが
その働きを是非知ってもらって、堤体のカッコ良さに惚れて下さい(笑)
なんて事を考えるのはダムマニアだけなのかもしれませんが...。