黒川ダム&多々良木ダム 見学 その1

2018/6/1 更新


関西電力様の奥多々良木発電所見学をさせてもらったのは
もう15年以上昔の事で当時の写真を見返しても
あまりの画素数の低さにとほほな気分になります。

発電所はともかく、ダムの方はいつでも見に行けるわけですから
高画素で撮り直しておこうとふらっと兵庫県に出かけました。


まず向かったのは上池に当たる黒川ダムです。
黒川ダムと多々良木ダムの間に奥多々良木発電所があり
二基のダムは揚水発電を行っているので繋がっています。


明るくなってすぐの頃に到着したので周辺が寒々しい。
まずは右岸の洪水吐を見に近づきます。


水路、長ーーーい。
そしていわゆる長大な水平水叩きと副ダムで形成された減勢池。
水の色が綺麗。


常用洪水吐・・・なのか
利水放流管と併用・・・なのか
割としっかりお水が出ています。


関電ブラックのラジアルゲートもチラ見え。


てくてくあるいて右岸側から天端に移動しようとしましたら
どうも道路が崩れて復旧していないらしく通行止めとなっていました。


周辺で見つけた観光地図にあった説明文です。


黒川ダムの説明です。

関西電力様の発電用ダムとして活躍しているのに
何故かお仕事にはっきりと明示されているのが
W(水道)とI(工業用水)。

黒川ダムは竣工直後から兵庫県水道用水供給事業に協力し
利水補給を行ってくれているのです。

水力発電は水車を回すために水を使いますが
消費しませんので発電に影響がない範囲なら
利水補給のお役目お手伝いできるという発想なのでしょう。

各地の発電用ダムで実はこういう事例は多いけれど
きちんと記載してもらっているところ少ないので
ほかのダムでもになっているお役目は
胸を張って表記してほしいなと思ったりします。

ただ、電力会社様的にPRしづらいという時は
利水補給の恩恵を受けている受益者側がPRするのは礼儀じゃないかと。


とりあえず左岸側の道路で天端に上がってきました。
ダム湖周遊道路はがっちり閉鎖。通行止。