玉川ダム 見学 その3


右岸側の直下にはトピアリーで玉川ダムの文字が…
ちょっと猪にでもやられたのか耕されているな…


右岸までやってきました。
左岸の高い所にある管理所が見えます。


左岸に戻ってきて目にとまったのがこれ。
流木・流塵を引き上げるためのものかなーと。


天端から管理所をみながら
手にしたダムカードをみながら
たっぷり貯められたお水をみながら
大変だなぁと思っていました。


玉川ダムのクレストゲートです。
フラッシュボード付きのクラシカルなラジアルゲートです。


ダムカードの写真をみてもゲートがこれ1門だけだというのがわかります。


この1門で仕事をたくさんこなさなくてはならないのです。


ダムカードの裏面のこだわり技術欄。

予備放流をおこなって洪水と戦う本則操作。
堤高56.0mです。
集水域は38.1km2
総貯水量は9900万m3

集水域はものすごく広いわけではないのに
県ダムとしてはかなり大きい貯水池です。
利水ダムとしては好立地。

しかしオリフィスゲートもコンジットゲートもありません。
全部の操作をこのクレストゲート1門でこなさなくてはならないのです。


渇水に悩んできた愛媛県のダム。
長く流域のために頑張ってきた玉川ダム。
早明浦ダムと同じく、地元の人がこの水位に一喜一憂するでしょう。

流域の方にとても大切に思われている
だからあんな愛されダムカレーが作られたのかなぁと
堤体をみながら考えてしまった玉川ダム見学でした。