高根第一ダム 見学 その1

2011/9/21 更新


秋神ダム、高根第二ダムに続いてやってきました高根第一ダム。

中部電力のダムで一番の背高のっぽの堤高133.0mのアーチダムです。
1969年に竣工しました。
東京電力の奈川渡ダムと同い年です。

奈川渡ダムは関西電力の殿山ダムや九州電力の一ッ瀬ダムと同じく
三心円不等圧ドームアーチダムですが
高根第一ダムは楕円不等圧アーチダムという珍しいものです。
これは次世代の放物線アーチが生まれるまでの中間の形なのかなと思ってます。
というのは次に世に出たアーチダムが新豊根ダムで放物線アーチダムだからです。


くねくね道を登って行くと短いトンネルが連続するカーブにでます。
トンネルとトンネルの間のここが高根第一ダムの天端の横。


天端横のスペースからトンネルを見るとこんな感じです。
写真右側のトンネルは凄く短いです。


管理所の向こうに堤体があるんですががっちりと門扉でガードされています。
でも展望スペースがあるのでダム湖と堤体を愛でる事は容易です。


お水たくさん高根第一堤体正面♪

あれ・・?
なんか凄い水しぶきが上がってるけど・・

繋船設備と思しきリフトの隣に導水路からの水の取入口があって
勢いよく水を送り込んでいるのですが変なところで盛大な水飛沫が上がっていました。


ズームして見ると・・・
多分、前日の出水で水位がここまで上がった時に運ばれてきたのであろう
でっかい流木がレールの下に引っかかっていました。
その流木のせいで水飛沫が。

あああ
これ、また人力で引っこ抜かないとダメなんだろうな
大変だなぁ


で、船はどこかいなーと視線をずらすと・・こんなに離れたところに。

いや、別に漂流しているわけではなくてちゃんとロープで繋がれていますので
ロープを手繰れば戻ってきます。
が、遠いな〜。