祖山ダム 見学 その6

いくつも窓を行ったり来たりしながら扉体が良く見えるポイントを探します。
これはなんとか撮れていたNo.2ゲート。
流芥門ことフラッシュボードがかろうじて見えています。
そして延々歩く。
狭い狭いコンクリート通路
虫の死骸に蜘蛛の巣
うっすら電燈に物凄い閉所感覚
閉所恐怖症の人は来てはならぬ。
通路は細くて山の斜面に合わせて曲がっていて先が見通せなくて
凄い恐怖感に襲われること間違いなし。

と、隧道を延々歩いて出口が見えない不安もピークに達してきた頃
このように通路の雰囲気が変わりました。
隙間からとはいえ外界の光が入るというのは安心感。
しかしかなりの距離を歩いてきました。相当ダムから離れていることが予測されます。

という事で不意にて出てきた管理隧道出口からダムを振り返るとこんなに離れておりました。

右岸にある集落に到達していたのです。
あのサージタンクのすぐ近くまで来ていました。
これは離れすぎだ。

という事で管理隧道に戻ります。
管理道路の途中に在った監視カメラ設置場所に続く脇道に進んで
堤体真向きを眺められるポイントへ。
管理所の方の許可を頂いております。

No.12〜No.6番ゲートまで。
微妙に形が違うNo.12、11ゲート。
越流部にも違いがありますね。
独立したスキージャンプを持っています。
堤体を痛めないよう堤体の上を走らせずに少し飛ばす構造なのかなと思います。
勿論、今ではこのフラッシュボードは使われないことになっているのですが。
もう一つ
庄川の関西電力ダム軍団では小原ダムと祖山ダムにだけある堤体の穴。
これはいったい何の穴なのでしょうか。
コンジットゲートがあるというならエアダクトだとわかりますが
コンジットゲート無いのに。
謎、さらに深まる。

減勢工に続くコンクリートに仮排水路のトンネル跡が見えました。

このポイントからは鞍部ダムも見えます。
凄く遠い・・・。
こうして見ると蛇行した深い谷に造られたことがよくわかります。

祖山ダム本堤体全景。
ブラックゲート12門を備えた無骨な姿
見学させて頂いたお礼をと管理所に戻った時に
質問したところ
堤体の穴は何なのかわからないけど
鞍部ダムのコンクリートの切断面は仮排水路跡で
更に左岸にあるダム湖側に張り出した部屋などは
木材引上げ等で使われていた施設じゃないかな
というコメントでした。
また日を改めて関西電力に質問に行きたいと思います。
管理所にいた方は地元の方で
「このダムができた時は双子ダムって事でたくさんの人が見学にきたんだよ」
というエピソードも聞かせて頂きました。
双子ダムというのはつまり鞍部ダムと本堤体の二つの堤体を持っているという事です。
とにかく全容を見るためにはたくさん歩きまわらねばならない
ダブル堤体・祖山ダムでした。