新成羽川ダム 見学 その1

2004/4/11 更新

重力式アーチダムとは重力式とアーチ式の双方の特性を持つダムです。
コンクリートの使用量が一番少なくてすむのはアーチ式。
コンクリートの使用量が一番多くなるのは重力式。
コンクリートの使用量を減らす事でコストダウンをねらい、
中空重力式や重力式アーチという形式が出現しました。
しかしコンクリートの価格が安くなった事や技術力の向上で
最近は殆ど作られなくなっています。

重力式アーチは堤体数が少なく珍しいので岡山県に旅行に行くと決まった時
観光コースの一番に予定を組み入れました。


川沿いの道を車で上ってきました。
よく晴れた秋空の下、渓谷に堤体出現です。
おぉ! なんだかとても素敵な堤体。


右岸の茂みでなかなか見渡せるところがないのですが
エプロンの下にはお水一杯なのが見えました。
新成羽川ダムの下流には田原ダムがあり
今、見えている水面は田原ダムのダム湖面に当たります。


朝日に照らされている左岸です。
観光地化されている様子はありません。
ここは中国電力の発電ダムです。


河川維持用水か発電用水か勉強不足で判りませんが
堤体右岸下流の岸にある導水路です。でっかいです。


コンクリートプラントの跡らしいものが渓谷に点在しています。
紅葉にはまだ早いですね。