四万川ダム見学 その1

2003/8/2 更新

夏休みの初日に標高1200mにある鉱山施設を訪問し
遮蔽物の無い広大な荒野のような場所で吹き降りの雨に3時間
襲われるという不運に見舞われました。
翌日のためにと大事を取って普段は寝袋で車中泊なのに
宿に泊まりました。

泊まったのはダムに沈む温泉街としてTVにも何度も登場している
群馬県の川原湯温泉です。国土交通省の直轄ダム・八ッ場ダム
の建設予定地です。

温泉には疎い私ですが、とても温かくて良いお湯でした。
風邪引かないように予防薬を飲んで早くから休みました。

そして朝早くから温泉街を見て周り、地元の方に色んなお話を聞きました。
朝ご飯の後、地図を広げて今日のコースを画策します。

四万川ダム→矢木沢ダム→(奈良俣ダム)→翌日の予定の為に秩父

という事に決め、出発です。


四万川ダムは事前調査ではまだ新しいダムであるという事と
化粧コンクリートをふんだんに使ったこぎれいな外観、
ダム湖の水が綺麗な色であるのが特徴と聞いています。
また、堤体下流すぐの場所に四万温泉郷があります。

八ッ場ダムに沈む川原湯温泉と、温泉街のすぐ上流にダムが出来て
治水面で安心できるようになった四万温泉はダムという物に関わり
ながらも正反対の道をたどった温泉街であると思います。

ダムがもし大した事が無くてもその対比を見るだけでも興味深い、
行く価値はあるはずと思いつつ、車は順調に走ります。


ダムに到着しました。
真新しい堤体です。管理は群馬県。
県のダムにしてはかなり立派です。

非常用洪水吐きは自由越流式で四門。
堤体には幅を広めに取った導流壁。
中央にオリフィスがチラッと見えています。
化粧コンクリートの外壁は石積み風。


周辺の公園整備がとても行き届いているダムの様子です。
温泉郷からの観光客も足を運ぶのか周辺には人が一杯です。


そこそこの堤体のサイズです。なのに...
ダム湖である奥四万湖がちっこいよ〜!
堤高で27.5m、堤頂長で109.5mも小さい
滝畑ダムに負けちゃってます!


うわー。またこれはややこしい。変わった吐き方です。
常用洪水吐きが二種類です。
非洪水期(通常は秋から初夏)には2.6mの直径の放流管から吐いて
洪水期(通常は初夏から晩秋)は別のオリフィスから放水です。


洪水調節能力は...。
入る水350㎥-溜める水290㎥=川に出る水60㎥。
うん。これだけの堤体なんだからこのくらい仕事してもらわなくっちゃ。