佐々並川ダム 見学 その5


堤体のある場所は長門峡。
とにかく山が深いV字谷です。

長門峡は山口県立の自然公園のようですが
観光客でにぎわう有名なエリアは佐々並川ダムのダム湖のずっと南で
ここは別のエリア感が強いです。

阿武川ダムから佐々並川ダムまでの道には道路しかないし。


で、その自然公園の一角であることを示すこの標識のある場所。
ここが真横から眺められるビューポイントでした。


観光客どころか人っ子一人いない山の奥です。
そのせいかもしれませんがとにかくダム湖の水が綺麗。
網場にもあまり流木や流塵がたまっていなくて
お水たくさんたまっていて日差しの下でキラキラしています。


必死でズームする。
クレストのゲートピア部分に何か鉄門が貼ってありますね。


そして最上段のキャットウォークはゲート直下ではこのように
上まで覆う形で安全確保されています。
ゲートから水が出ているときにここを通ることはないでしょうけど。


しばし見とれるこの薄さ。


キャットウォークに降りるところに扉があってそこに注意のプレートが付けてあります。
ダムめぐりではよく目にするこのプレートはA3より少し小さいくらいかな。


これは中国電力三滝ダムでの同じプレート。

これは綾木谷取水ダムで見た同じもの。
このプレートは多分大きさに何種類もあるものではないと思うので
そこから天端の幅を想像してみてください。


佐々並川ダムのスペックです。
堤高 67.4m
堤頂長 127.3m
天端幅 2.5m
天端通路・橋梁幅 1.9m
敷幅 8.8m
単心円等圧アーチです。

強固な岩盤に作られた美しいアーチダム。
電気を生み出すために水をたたえるダム。

深い山の奥で静かに仕事をしている佐々並川ダムは
本当にその薄さに驚き、すっきりとした造形が美しい
全く無駄のない本物のスレンダーな堤体でした。