猿谷ダム見学 その1

2002/3/12 更新

実家に帰省した折に父が言いました。「紅葉を見に行こう」
どこに行くかも決めずに両親と私は車に乗り込みました。
11月の末で山に行けば紅葉に当たるという時期だったので特に
何も考えずに車を走らせました。

紀伊葛城はブナの森が紅葉する事で有名です。でもこの日は行った事の
無い場所にと考え、車は千早峠を越えて大阪から奈良に入りました。

何も考えずに山奥へ進みます。国道168号を南へと下ります。今まで前は
通っているのに立ち寄った事がないダムがありました。丁度向こう岸には
紅葉している場所もあります。誰も居ないひっそりとした雰囲気に、ここに
しようといきなりウィンカーを出しました。



いきなり勢いで飛び込んだ猿谷ダムの紅葉です。
写真にはありませんが、ダムサイトのベンチは猿がたくさんついた可愛い
デザインです。


堤体の上は遊歩道で、向こう岸にも公園があります。一般的なデザインです。
奈良には電源開発(株)等の半民間の会社が建設したダムがたくさんありますが
この猿谷ダムは旧・建設省が直々に立てたもので昭和32年操業です。


放水に当たると嬉しいです。やはり貯水ダムがかっこいいなぁ、働いてるなぁ
と思うのはこういう時ですね。


このダムの目的は、かんがいと発電です。ちゃんと現役で働いています。


重力式コンクリートダム。堤体高74m。堤項長170m。堤体幅3.6m。
新宮川本川に設けられています。