佐久間ダム 見学 その1

2011/7/9 更新

日本のダム史に燦然と輝く金字塔
佐久間ダム。

初めて佐久間ダムに行ったのは2004年の1月25日。
Dam Web Ring の初めての大規模OFF会の時でした。

数百のダムを見学してきましたが
佐久間ダムは黒部ダムと並んで別格と思う事が多いです。

近くだったらすぐ会いに行けますが奈良から静岡はやはりそこそこ遠いので
中々会いに行けません。

2011年1月、webニュースで「天竜川が渇水で佐久間ダムが取水制限」という文字を見た途端
突然会いに行きたい病が出たので2月初めに会いに行ってきました。


東名飛ばしてやってきました天竜の王の横。
まだ陽光は堤体に届いていない時間です。


佐久間の電力館何時からかな♪と看板を見ると
『休館日/年末・年始・毎週月曜日』。

今日・・・月曜日・・・

最近、こういうのが多いです。
いきなり考えずに飛び出すから。


仕方がありません。
電力館は諦めて周辺を回ります。


まずは天端に進みます。
下流からもやもやーんとガスが来ています。
これは撮影には厳しい。


そして問題の水位。
かなり低いです。


これは2004年月に撮った写真。
あまり変わらないような・・
冬はこのくらいなんじゃないかと思ってしまいますが

佐久間ダムは佐久間導水路を経て豊川用水に水を送っています。
佐久間ダムが取水制限食らうとそれはそのまま上水道・工業用水・灌漑用水に影響します。

でんぱつ様の発電ダムなのに色々がんばっているので影響が大きいのです。
ダムカードが出るなら佐久間ダムは“P”ではなく“AWIP”と書いたっていいくらい。

そして現在進められているのが利水ダムである佐久間に洪水調節機能を持たせる運用です。
国土交通省 中部地方整備局 浜松河川国道事務所が発表している天竜川ダム再編事業
をご覧ください。
これが発表されてから随分経ちますがまだ工事等は始まっていません。

この再開発が完了したら佐久間ダムは
“FAWIP”の真の多目的ダムになります。