西郷ダム　見学

2012/1/1 更新

上椎葉閣下・岩屋戸ダム・塚原ダム・宮の元ダム・諸塚ダム・山須原ダム
に続いて到着しました。
西郷ダムです。かなり下流に戻ってきています。

西郷ダムは耳川で一番最初に造られたダムです。
立派なローラーゲートを８門装備しており
ゲートピアの上をつないでアーチ橋として通行できるように
整備されている素敵なダムです。

写真の中央だけ見たらダムというよりアーチ橋というイメージの方が
先行しそうな姿です。

ダムの施設や機械がたくさん並んでいるためにフェンスで狭く感じるのですが
そこに道幅いっぱいに轍があるように見えるのは…
まさかここを地元の方が軽トラックで通るとか…
いやでもいくらなんでも狭すぎるでしょう。

歩行者専用だと信じたい。

国道から天端橋梁まではこのように少し上り坂。
道路より高い所に在るのです。

その通行できる橋梁部分の高欄は年月を経て可愛らしく丸みを帯びています。
これがコンクリートの普通の姿ですよね。

塚原近衛兵団長が凄すぎるんです。
あれはすでにオーパーツレベルの不思議です。

天端に入って右岸下流側を見たところ。
排砂のトンネルでしょうか。

そして左岸にはまたこの形のバルブが。
山須原にもありました。
これも耳川のスタンダードなのかな〜。

減勢池への越流面のカーブも滑らか。
左岸を見ていてうれしくなるのが立派な魚道。

山沿いをすーっとまっすぐ走っています。
山須原でもこれがいいなーと思った折り返しなし魚道。
西郷ダムは堤高19.964mです。

こういう半端な数字が出て来るダムって大抵
古いダムでインチ計算だったりするんですよね。
こういうデータからもじわっと歴史を感じます。

堤体下流はこんな風になっています。
仕切りがあるので減勢池として確保されているスペースなんだと思われます。

地山岩盤と一体化している素敵な魚道です。
カモフラージュ魚道大好き♪

ダム湖側です。
風景もここまで下流に来ると視界が開けてゆったりしていますね。

耳川で一番古いダム

西郷ダムは美しいアーチ天端橋梁が印象的なダムでした。