大白川ダム 放流 見学 その3


少し高い所からリップラップの横に通していただきました。

最近のロックフィルと比べるととても急勾配のリップラップ
そしてとても変わった形の大白川ダムらしい長い長いリップラップ


リップラップの一番下です。
明瞭な境界はなく山と一体化しているようにみえます。


右岸の山はもう影になっていました。
まだ太陽は高い時間なのですが。

見学者銘々が安全に注意しながら思い思いに大白川ダムの姿を写真に収めました。


リップラップの下から見上げる大白川ダム。

同じ未整形リップラップでも九頭竜ダムや御母衣ダムと顔が違いました。

遠くに見える天端に並べられた岩が見えていても
模型を見て地形をイメージできていたにも関わらず
ここはなにか別の場所のようです。

ススキが風に揺れていました。
秋の陽光が影を延ばす中に身を置いて
しばらくじっと天端を見上げていました。

深い深い谷の底。
リップラップの一番下まで陽光が届くのはとても短い時間でしょう。

雪解けは遅く
雪の訪れは早く
一日のうちで日のあたる時間も少ない
北を向いた谷の大白川ダム

直下から見上げる顔はとても優しくちょっとさみしげでした。

放流期間中であるにもかかわらず
見学にご配慮いただいた御母衣電力所の方にお礼を申し上げます。
貴重な姿を見せて頂き本当にありがとうございました。

 


そして帰りは膝ががくがくになるほどの上りです。
下ってきたからには上るしかない。
根性あるのみ。



さらにすごいもの


御母衣電力所の方の御配慮で白水ダムの下流にも通していただきました。
コンバインダムをこの距離で拝めるなんて!
とても可愛い顔をしていますね。