大森川ダム 見学 その1

2006/6/14 更新

愛媛県に出かける直前に予備行程に入れたダム。
それが大森川ダムです。

何故、予備行程に入れたのかというと
堤体までに舗装路が通っていない事がありました。
林道でしか行く事ができないのです。

林道情報を調べるとあちこち通行止めになっていました。
現地で新たに通行止めが増えている可能性もありました。

林道はなめたらあかん
一台で行く時は無茶禁物
バイクやったらまだ押して動けるけど車は押して動かれへん
危ないと思ったら絶対進むな

と、へぼオフローダーの私は周囲からいつも注意を受けています。



ここは長沢ダムの右岸天端から出たところ。
天端はコンクリートですがそこから先はいきなりのダートです。


何でリスクの高い長沢ダムからのアプローチを選んだのかというと
一番確実で迷わず楽チンに進めそうなR194から大森川沿いに登る道が
通行止め確実だったからです。

大森川ダムへの林道は他にもあるのですが
林道で方向感覚を失って間違えた方に進んでえらい目にあったという事も
数多く経験している自分はこのルートが分岐が少なく
迷わないという意味で安全と判断しました。

しかし

このルートは急勾配のあるかなり危険なルートでもあります。
そして長沢ダムの天端を渡ってすぐのところに
『全車両通行止 8.4km先』という森林管理所の立て札があったのです。

でもなぜかロープやAバリケードもおいてなかったので
行ける所まで進んで後は徒歩という手も使えるなと思いつきました。
長沢ダム天端から大森川ダム天端までは約13km。

ちょうど新しいタイヤを履かせたところで
足回りには不安がなかった事もあって
ダートを慎重に進むことにしました。


走り始めてしばらくはフラットダートで全然荒れていなくて
愛車は気持ちよく進んでいきます。


2.6km地点。
長沢ダムのダム湖のバックウォーター近くでこんな施設が現れました。


四国電力の大森川発電所です。
新旧混在の建物です。

ここを過ぎてどんどん進んでいくと
路面はかなり荒れてきました。
カーブごとにガレ場が現れ下手にブレーキを踏もうものなら滑る状態です。

でもまだ2WD。
4WDはどうしてもというときのために取っておかなくてはと
タイヤ性能を信じてさらに進んでいきます。

4kmほど進んでひどいガレ坂が現れました。
沢を渡る急カーブの先をじっと見て悩みました。

もし通行止めで引き返さなきゃならない時に
このガレ坂を下るのはものすごく危ない・・・

今から登るのは何とかなりそうですが
もし下るのならごめんこうむりたいというほどの坂です。

いったん車を降りて歩いてみます。

下りは4WD-Lowを使えばいけるだろう

そして意を決して進みます。
少し走っては危ないと思ったら降りて歩いて
先を確認して車に戻って又進む。

ずっとこの調子で林道を細切れに徒歩で何往復もしながら
車を進めていきました。


そして通行止め地点も何とかクリアしました。