小俣ダム 見学 その3


かくかく曲がったところを過ぎて左岸を振り返ったところ。
ゲート部だけが張り出しているダムはいくつも見てきましたが
こんなに細かくクランクがある天端も珍しいです。


右岸に到着しました。

平らで一段高くなっている場所があります。

小俣ダムを管理している北陸電力・常願寺電力部の方に教えていただいた資料
『常願寺川有峰発電計画工事誌』を京都府立図書館で見つけて確認したところ
ここには建設当時、建設作業を行った作業員の方の宿舎があったということでした。


右岸からダム湖。

奥に見えているのは新中地山発電所と小口川第1発電所。
ちゃんと覚えました。

でも小俣ダム発電所と下流にある小俣発電所をまた間違えそうな自分です。
小俣ダム発電所は最大出力3200kw
小俣発電所は最大出力32700kw
ぜんぜん違います。

そして小俣ダムのある有峰林道小口川線に入るところに見えているのは
中地山発電所。

       ・・・・・。
         有峰マスターへの道は険しい。

しかし小俣ダム発電所と合わせて
このダム湖周囲に発電所が3つもあるなんて
なんとも不思議な感じがします。


ふたつの発電所が一つの建屋に入っているという変わり種。
お水もパシャパシャ景気よくダム湖に出ていますが
そのお水は又ダムの発電所を過ぎて下流の発電所へ。

なのでダム湖の水位は低いです。


右岸の高くなったところから堤体を見下ろしました。

複雑な作りの堤体ですね。

有峰エリアに来たら一番アクセスが容易なダムでもありますので
たくさんの方に愛でてほしい不思議な形の小俣ダムでした。

 


おまけ



小俣ダムの好きな部分


堤体右岸側のウイング形状


 
ゲート部張り出しと堤体のカーブの合流点

各所に色気が漂う小俣ダムです♪