小俣ダム 見学 その1

2008/8/26 更新

富山県の常願寺川エリアには北陸電力の素敵なダムがいくつもあります。

有峰林道の小口川線入口から近い小俣ダムはとても個性的なシルエットを持っており
いつもふらりと立ち寄ってしまうダムです。


有峰林道・小口川線に入って大きなカーブを二つ曲がったら小俣ダムに到着です。

一見して、普通の直線重力式とは違うことがわかります。
右岸側が上流に曲がっているのです。


そしてゲート部分で天端が下流側に張り出しています。
実に動きのあるシルエット。

イメージは初めて見た時から翼でした。


天端は通行できるので堤体に近づくことができます。
左岸から見るとこんな感じです。


横にある建物は小俣ダム発電所です。

ここの発電所は天端と同じ高さにあるのが不思議です。
というのは、多目的ダムでよくあるのがダムの直下に発電所建屋というパターンだからです。
なので不思議な感じがするだけなんですが。

北陸電力の方にお伺いしたところ小俣ダム発電所の水車は
体直上流の左岸にあるとの事でした。
発電された後の水は左岸からトンネルで小俣発電所へ導水されてます。


下流側を覗き込むと水路が見えました。
発電所と同じ左岸側にあります。


小俣ダム発電所で発電に使った水はトンネルで小俣発電所に向かうということなので
このお水は灌漑用に流しているものだそうです。