奥只見ダム 見学 その9

出入口の横に発電所のプレート。
電力会社の方には発電所こそが主役。
解っているんですがつい・・ダムにばっかり目が行きます。

左岸から見ていた右岸の発電所出入口。
重い大きな鉄の扉の横を通り抜け
期待満々で振り返りました。
年季の入ったコンクリートの壁
タニウツギの花のピンク
木々の緑
真っ青な空
水銀灯の白さ
そして奥只見のブルーゲート
頭の中が ぽわん となって暫く見とれてしまいました。

重力式で堤高日本一の奥只見
その高さ157.0m
しかし
156.0mの宮ケ瀬とも浦山とも顔つきが全然違います。
フィレットが小さい分、下流面の傾斜が緩いのでしょうか。
堤体の敷幅は141.2mあるそうです。
やっぱり凄いバランスがいい
上から見ていた時もバランスの良さが一番気になったけど
足元からこの角度でみあげても無理がない
視界に穏やかに収まるこのマジックって
敷幅が半端なく長くてゲートが遠い
でもゲートが大きくて見劣りしないんだ
導流壁も凄い壁が高くてごっついから見劣りしないんだ
あ、タイトな右岸から見ているからだ
これ、左岸から見たら絶対別の顔だ

そしてスキージャンプ式の洪水吐の端はこのような複雑な構造に。
これは穴内川ダムで見た洪水吐の形とよく似ています。
放流したら凄く綺麗だと思います。

台形のデフレクターの下に収まったハウエルバンガーバルブです。
「はうえるばんがーばるぶ?」
「はい」
「はうえるばんがーばるぶーーー♪♪」
「はい(笑)」
「ここから放流すること、あるのですか?」
「いや・・緊急時に水位を下げる必要がある時にのみ使用することになっている物で
私もこれが放流しているところは見た事がありません」
「緊急放流用なんですか。でんぱつの皆様ならこの放流ご覧になった事あるのですか」
「いえ、ありません」
何と電源開発の方もご覧になった事がないというバルブ放流。
他のでんぱつ様のダムでもクレストは開けてもパルプは開ける事がないというのは
耳にしていましたが奥只見もそうだったんですね。

堤体直下はコンクリートで護岸されていますが
そこここに岩盤が出ていて緑も茂っていて渓流のように趣があります。
お水がまた凄い透明で流石、最上流部だと色々な所に感動。

重力式 日本一
電源開発の奥只見ダム
いつか見たいと思っていた奥只見は
期待していた以上に美しくカッコよく
そして何故か懐かしい感覚を呼び起こすダムでした。
それは頭の中でずっと佐久間を思い出して比べていたからなのかもしれません。
日本一なのになぜか控え目
日本一なのになぜか穏やかな概観
攻守で言うなら攻は佐久間、守は奥只見
佐久間兄に比べて、すこしおっとりした奥只見弟
そんな印象が現地で湧いていました。
でんぱつ様が誇る名堤体・奥只見ダム
この姿を見るためにここまで来た甲斐があったと
本当に見ていて幸せな気持ちになった奥只見ダム見学でした。
現地で入手したパンフレットにあったこのロゴに萌えました

奥只見の性格をフォントで表すとこんな感じなのか。
このロゴ、最高に可愛いですね。