布目ダムカレー

2015/7/11 更新


地元の奈良県にある水資源機構 布目ダムにやってきました。
布目ダムでダムカレーが始まったと耳にしたからです。


提供されているのは布目ダムのバックウォーター付近にある
「ぶらんぽーと」というお店です。


奈良市内をぬけて水間峠を超えて到着しました。
可愛いお店♪


ランチタイムに裏メニューでダムカレーが食べられるそうです。


店舗のお庭部分にあるベンチ。
すぐそこに布目ダムのダム湖。


上流からの砂の進入を軽減するための貯砂ダムが見えているロケーション。


お店の正面から。
ジャムや地元で造られたゆず胡椒とか
お土産によさそうなものも販売されています。


お店のメニュー。
ここに『布目カレー』の文字があります。

でもこれは布目ダムカレーではありません。
元々こちらのお店では布目カレーという商品を提供されていたのです。

なので布目ダムカレーを食べたい時は
ちゃんと“布目ダムカレー”と言わなくてはなりません。
お値段は布目カレーより少し上がります。


出来上がりました。
素敵なコンバインの堤体が表現されている布目ダムカレーです。

食材は地元産の物を使っているので
サラダや付け合わせのお野菜はシーズンによって変わりますとのこと。


フィルダムと重力式の接続がきちんとされていますね。

コンバインダムの場合
重力式ダムをアバットメントに見立てて
フィル部分はこういう角度で接続するので
ここはきっちりこだわっておられるなと感心しました。


布目ダム下流面図です。

接続部分は見えないので
実際に堤体を見ると接続が逆なんじゃないかと思えるでしょう。
見えている部分は右岸の山からの法面の角度に合わせて
盛立しているんですね。
接続部分は上の図面のようになっています。

お店の方にお話を伺ったところ
デザインは布目ダム管理所の方が提案されたものをいくつか作ってみて
その中から選んだとのこと。

堤体が略されたような形になっているけれど
小さなお店なので沢山注文が来たら
これ以上手間をかけては作れないと判断して
このデザインで落ち着いたとのことです。

なので布目ダムの堤体を忠実に再現していないとか
あれこれ言われるとちょっと悲しい。

布目ダムの特徴はフィル部分の鞍部ダムと重力式の本ダム。
はっきり言ってコンバインダム。

これを五穀枚と白米で接続部分も正確に
実際の堤頂に合わせて1:2の長さで造ってくれているだけでも
十分、頑張って造ってくださっていると思います。

そしてたくさん食べる人にはちょっと量は少ないと感じるかもですが
年寄りの胃には丁度良い量でした。

心配なのは布目ダムのイベント日などで沢山のお客さんが来た時。
お店がパンクしないかという心配。

ごちそうさまでした♪
フィル部分の五穀米が凄く美味しかった。


そして続けてやってきましたのは布目ダム管理所。

ダムカレーのデザインについてお聞きしに来ました。
いや、他にもちょっと調べ物があって
それを聞きに来るというのが本来の目的だったんですが


で、管理所で見せてもらった布目ダムカレー試作品の数々の写真。
モザイクかけた♪

管理所側としてはお店に足を運んでくださる方が増えてほしいけど
造るのが大変になってしまったらお店の負担になるし…
と色々考えて今のデザインに決まったんだそうです。

やっぱりコンバインの接続部が肝なんですね〜。
五穀米、美味しかった。


管理所に来たのでカッコいい布目の写真も撮らせてもらいました。

布目ダムに来たらダムカードもですが
バックウォーターまで足を延ばして布目ダムカレーもぜひ召し上がってほしいです。
裏メニューなので気を付けて♪