長良川河口堰 見学 その13


管理所を見上げます。
たっぷり資料をいただけたのでこちらの
インターホンを押す事はありませんでした。

魚道観察室は堤防を越えて地下に下りる階段の先にあります。
真っ暗な室内に重いカーテンを押して進みます。


おぉ。長良川断面図状態。
薄緑に濁って水の中に鯉のような巨大な魚影がうろうろしていました。
もしかしてこのあたりに生息するというサツキマスだったのかもしれません。


結露がやっぱり多くて湿度が高い観察室です。


ロープがかけてあるので蟹はこれを使って上流に進めるということです。
川底を這う魚、泳ぎまわる魚、水中の甲殻類に色々な生物。
それらの移動を妨げないように工夫一杯の魚道です。

見渡せば朝より人が多く集っています。

 お散歩する人
 ピクニックする人
 ランニングする人
 わんことお散歩する人
 魚道観察室ではしゃぐ子供

着工の前に毎日のように新聞紙面をにぎわしていたことを思い出します。
河口堰という物を作る事は自然破壊の象徴のように書いていた新聞を思い出します。

まさか洪水が起きてもいいなんて思っていないでしょう?

この海抜0m地帯の、天井川になってしまった大河川の横に住んでいる人を
何もしないで守れると本当に信じていますか?

山に緑を植えたら水害はなくなりますか?塩害はなくなりますか?

ここに人が住んでいるから必要な物があるという事は
反対する人たちの胸には届かない言葉なんでしょうか。

人の集中する場所があり、その人たちの為の治水と利水。
人が居なければ作らなくて良かった物がたくさんあり
ダムはまさにその象徴なのかもしれません。
でも人が集中する事をとめられる物ではありません。

人が居るから、だからこそ必要な物があるのです。

自然を是が非でも守れと言う人は
人が死ねばよいとはいいません。
人が苦しめばよいともいいません。
でも具体的にどうすればよいのかも示してはくれません。

自然との共存を考えました。
ただ作るだけならもっと人にだけ都合よく作る事も出来ました。
でもそうはしなかった。

木曽三川の雄大な流れの前に人の力は弱弱しいです。
でもこの河口堰を見てください。
一生懸命働いています。

とても綺麗なその流れを
観光地・なばなの里に訪れた後でも
見てあげて欲しいなぁ...

300年の水との戦いの後に訪れた治水と利水のシンボル。
長良川河口堰は今日も頑張っていますから...。
 


 


そしてこの角度から見ると某自衛隊基地にあるレーダーに
そっくりな長良川河口堰の堰柱なのでした♪