宮川ダム 見学 その1

2009/4/29 更新

2009年度が始まり桜がどんどん咲き始めたころ
ダムと桜を見に行こうと地図を眺めていました。

が有名なダム〜
が綺麗なダム〜

そしてまず第一候補にあがったのが三重県の君ヶ野ダムです。
君ヶ野ダムは自分にとってとても思い入れのあるダムで
何度か行っているのですが桜の頃に行ったことはありませんでした。

湖畔の桜がとても有名で地域の方に親しまれている君ヶ野ダム。
そしてダム愛好家にとって嬉しい事に
君ヶ野ダムでもダムカードが配布開始されたのです。

君ヶ野ダムにダムカード貰いがてら桜と堤体を愛でに行こう♪

と、一つ目は決まったのですが折角出かけるのですから他のダムと桜も見たいところ。

と、地図を眺めていて
決めたのが宮川ダムでした。

宮川ダムは秘境度でいうとクチスボダム級です。 ←どのくらいなのかがイマイチ解らない

年間降水量日本一の奈良県、大台ケ原の東側
山岳愛好家の中では超有名な大杉谷を水源とする
宮川水系の再奥部にあるダムです。

宮川ダム行こう。
ますたぁが凄く素敵なレポート書いてたし見ておかなくっちゃ

という事で宮川ダム→君ヶ野ダムと回ることにして陽が昇る前に家を出ました。



太陽が谷間に差し込む前
少しずつ明るくなってきた頃に
三重県大台町に到着しました。


観光案内図に宮川ダムが書いてありました。
現在地から約28km奥にあります。
ワインディング続きの長丁場。


進んでいくと土砂崩れから復旧していないトンネルがあったりします。

ここは大台ケ原の足元です。
ひとたび台風が来れば想像を絶する水が押し寄せる川なのです。
周辺の山々も険しく、渓谷の岩肌は荒々しいです。


道路のすぐ横にこんな状態で頑張った事を教えてくれる砂防ダムもありました。

これはもしかして
2004年の
三瀬谷ダムが被災した時の台風21号の…

2004年 台風21号

三重県の尾鷲市で最大時間雨量133mm
降り始めからの総雨量は876mmにも達した凄まじい被害を出した台風です。

三瀬谷ダムは宮川ダムの下流にあります。
三瀬谷ダムはこの台風で甚大な被害を受けました。
河川水位があまりにも上昇したたために堤体下流側にあった発電所は浸水し
電源を断たれ、コントロールができなくなったゲートは操作不能となりました。

その時に
宮川ダムは堤体こそ無傷だったものの周辺では土砂崩れなど被害は凄まじかったようです。


川の横にはダムの放流サイレン吹鳴の注意書き。

そしてよく立てられているのがキャンプ禁止区域の看板。
キャンプは指定区域でお願いしますという看板の多さに
この川がどれだけ怖い川なのかを知らせなくてはならない事を感じます。


どんどん進んで来ました。
突然こんな看板登場。

宮川ダムまで後2km。
川のどちらからも行けるようですが
お勧めなのは矢印の太さから見て右岸の様子。


ということで右岸にわたってダムに到着です。

おぉ〜
うわさ通りの男前。