三成ダム 見学 その1
2004/12/5 更新
アーチダム
アーチ式コンクリートダム
アーチ型コンクリートダム(曲線重力式コンクリートダム)
重力式アーチダム
非対称放物線不等厚アーチ式コンクリートダム
ドームアーチ式コンクリートダム
放物線アーチ式コンクリートダム
シリンダーアーチダム
ヽ(。_°)ノ ?
アーチなダムはややこしい....。
アーチと名の付く形式のダムは数あれど財団法人日本ダム協会様のダム便覧によると
アーチダム(アーチ式ダム)と名乗ってよいダムは国内に51基しかありませんでした。
一番小さいのは宮崎県にある宮の元ダム。堤高18.5m。
一番大きいのは富山県にある黒部第四ダム。堤高186m。
では一番古いのは?
堰堤としては埼玉県にある浦山アーチダム(堰堤)が
大正10年に堤高12mで建設されていて一番古いそうですが
堤高15m以上の日本初アーチ式ダムというのは島根県にある三成ダムです。
昭和29年に完成した日本初のアーチ式ダムを見たくて行ってきました♪
中国自動車道で東城ICまでやってきました雨の中。
晴れ晴れ踊りを車中で踊り、R314をひたすら走ります。
「
奥出雲おろちループ」をぐるんぐるん回って仁多郡仁多町に入りました。
峠を下り始めてすぐ堤体があるはずだと、ぎんぎんに目を凝らしておりましたら...
ちゃんと
看板が出てました。
気合入りすぎ。
大慌てで車を停め、小雨振る中、堤体への道に突撃です。
いそいそ、いそいそ。
見えてきましたクレストゲート。
重厚な色合いです。
『わはははははは〜!!国内初アーチダムやぁ!!』
どたどたどたと足音も高らかに笑いながら突進。
堤体に繋がる道ではなく、右岸の一段高くなった広場に突入です。
ぱらぱら降る雨でしっとり濡れた良い色のコンクリート。
ぐっと曲がった堤体にゲートもたっぷり。
『いいね。いいね〜。』
『今のダムには無いよ。この感じ。』
『無骨で鉄物がむき出しでいかついねぇぇ。』
別に慌てなくてもいいのに走って堤体への道に駆け下ります。
しかしこれはごついわ!
100m級のハイダムというならこの厚みも解るんですが
堤体がそんなに大きくないのに導流壁のこの幅は凄い威圧感。
瀟洒という言葉が全く当てはまらない三成ダムです。
でもこの色合いにまたその無骨さがぴったりなんだなぁぁ♪