真名川ダム 真那姫湖見学 その3

出口付近から見た麻那姫青少年旅行村・中島公園全景(3枚合成写真)


広大な敷地が綺麗に整備され、眼下に広がっています。

ここは3本の川の合流地点です。
そして38豪雪と奥越水害で被災した旧西谷村の中心部・中島地区でした。

ここは120世帯の生活があった場所です。

西谷村は上流の笹生川ダムの建設、二度の災害、下流の真名川ダムの建設を経て無くなってしまった村なのです。


出口にある中島公園の説明板。

3本の川の合流地点である事が分かります。
真名川ダムの本川の上流は笹生川
支川が雲川です。
中島地区の中を通って雲川に合流しているのが鎌谷川という川です。

雲川を上流に進むと雲川ダムに到着できます。
全国的に知られている酷道157、温見峠への道がこれですが
訪問当日(2008年5月1日)は温見峠は通行止との事で分岐には
Aバリケードが片車線分だけ設置してありました。
雲川ダムまでは行くことはできますがその先は進めません。

この付近で車を止める時はこの出口より少し先にパーキングスペースがありますので
そこに車を入れるといいかと思います。


中島公園をくるっとまわり込むようにして笹生川方面に向かうとそこに福井県の中島発電所があります。


中島発電所の水圧鉄管は細いのと太いのが1本ずつで2本です。

麻那姫青少年旅行村は車で入る時には500円かかります。
バイク、自転車、徒歩で入るのは無料です。

ちなみにここまで徒歩で来る人はまずいないでしょう。
真名川ダムからここまで約10km。
真名川ダムより上流には民家がありません。
バス路線などももちろんありません。

車でここまで来た場合は路上駐車になってしまうので
ここでゆっくりのんびりする間のパーキング代と思って入った方が
安心だと思います。

ちなみに料金は

入村料(1台・1日)
 普通車(定員8名まで) 500円
 中型車(定員25名まで) 1000円
 大型車(定員26名以上) 1500円
バーベキュー炉
 1炉(鉄板込み) 1000円
 炉のみ・鉄板のみ 各500円
テントサイト1基 1泊 500円
バンガロー1棟
 1泊 1500円
 日帰り 1000円

物凄く安いと思うのは私だけではないでしょう。

リピーターが多いことで知られるこの施設。
ゴールデンウィーク、お盆休み、連休などは人で一杯になります。

車を入れた後、管理棟に挨拶に伺おうとした時
丁度ここに清掃の仕事で来られていた方が管理人の方とお話しされていました。
後ろで待ちながらお話を聞いていると

最近は登山客をバスで連れてくる旅行会社が
ここにトイレがあるからと出口に近いパーキングに入って
お客さんにここのトイレを使ってくれと説明したりしているそうで
この場所に来た人が使おうとすると汚され放題で大変な状態になっていたりと
低価格で提供されていることを逆手にとった悪質な使用者がいるので困っているらしい。

せめて管理の方にトイレをお借りしますとか一声かけるとか
お礼を述べるてから使うとか
お互い気持ち良く使えるようにしないとと思います。


ゲートをはいってすぐ前にあるのが管理棟です。
こちらにいらっしゃる管理人さんに御挨拶を済ませ
公園内を散策する事にしました。