九頭竜ダム見学 その4


天端から下流を見るとすごい急勾配に見えますが実際は他の形式の
ダムに比べ、非常になだらかな土地を贅沢に使った提体です。


電源開発(株)の建物が見えています。下流域にはもうひとつダムがあります。
ダムが繋がっているわけです。


提体の横の説明板です。
これを見ると取水設備は国道と反対側にある事がわかりました。
非常用放流設備と反対側ということです。


霧が晴れてきて全体が良く見えるように成りました。
左側のコンクリートの溝になっている部分が非常用放流設備。
右下が発電施設です。

ロックフィルダムは最近数が増えてきました。
地盤が弱くても大丈夫という理由だけでロックフィルダムが
建設されているのかどうか不勉強で解りません。
現在建設中で日本一の貯水量になるといわれている徳山ダムも
ロックフィル式で建設されるそうです。

ロックフィル式は建設費という面でもメリットがあるのかどうか
又、調べたいと思いました。

外観が自然といえば自然です。
この提体に草木が生い茂ったら湖にしか見えないかもしれません。
でも安定した外観は危うさと圧倒的な迫力を持つアーチ型ダムが
もたらすような緊張感を与えてはくれません。
重力式コンクリートダムがどっしりしたお父さんなら
アーチ式ダムは見ていてはらはらする子供
フィルダムは安心感を与えてくれるお母さん的外観かな..
などと陳腐な事を考えてしまった九頭竜ダム見学でした。