九谷ダム 見学 その2
道路を引き返して天端の方へやってきました。
堤体より少し上流側に立派なパーキングがあったのでそこに入ります。
他にも車が止まっていて展示物をご覧になっている方がいました。
九谷ダムの全体図です。
九谷ダムは石川県が作った多目的ダムです。
洪水調節・水道・発電の役目を持っています。
諸元の書かれた立派な展示板。
やっぱりこれがあるダムとないダムで印象も変わります。
詳しく書かれているほど好感度アップするのは私だけでしょうか。
堤体平面図です。
見事な曲線重力式です。
ダムの型式のカテゴリーになんで曲線重力式が無いのかなぁといつも思います。
世界大ダム会議の用語集にも
「曲線重力ダム/Curved gravity dam/Barrage-poids incurve」という
文字がありました。
そんなに数はないと思うので曲線重力式のカテゴリーもほしいものです。
定義は「平面図で曲線形状を持つ重力ダム」だそうです。
重力式アーチと曲線重力式の境が難しいですが。
断面図です。
県のダムですが堤高は75.8mと中々の高さ。
上流面はすっとんとんの垂直ではなく割と大きめのスカート付。
下流面図です。
綺麗なバランスです。
ダム湖を見渡せるところに「想郷」という文字の入った大きな岩が展示されていました。
九谷ダムのダム湖は五彩湖と言います。
時間や季節によってとても美しい水辺になるのかと期待したくなる名前ですね。