知られざる熊野のダム展 その1

2019/1/1 更新


三重県の尾鷲市にやってきました。
雨が激しく降り続いていましたが現地でやっと小降りに。


目的地、三重県立 熊野古道センター に到着しました。
「知られざる熊野のダム」展を見るためにやってきたのです。


駐車場に車を止めて熊野古道のような石段を上っていくと
木造のスタイリッシュな大きな建物が姿を見せました。


こちらの棟で展覧会が行われているようです。


まずはこちらのセンターの常設展で
尾鷲と熊野古道についての基礎をお勉強。


温暖多雨の熊野。
降水量日本一の大台ケ原が控えています。


そして突然目の前には網走の文字。

・・・年間降水量 約800mm

えっ!!
あ、網走ってそんなに雨降らないの??
雪はどうなるの??

800mmってこの間の7月豪雨で言うと
高知県安芸市とか土佐町の24時間雨量くらい…。

そんなに雨に鍛えられていない所に
あの平成28年の4連続台風が向かったのかと思うとぞーっとします。
道内で最も被害が凄まじかったのは日高山脈周辺でしたが。


そして、ここ、熊野の年間降水量は日本の平均の約二倍以上。
なんと年間4000mmです。
とにかく雨が豊富なのです。


日本の平均年間降水量は約1600mmです。
網走と日本平均と尾鷲の年間降水量のグラフが
1970-2000年でグラフにされています。


尾鷲の記録。
一日降水量806.0mm

わー。網走の年間降降水量超えた。
でも日本の記録では歴代3位(2000年までの統計で)らしい。

最大1時間雨量は139.0mm/h(2000年までの統計で)。
あの長崎大水害の187.0mm/hの記録は尾鷲でも抜けないようです。


たくさん展示があるんですが
やっぱり地形と気候にばっかり興味を示してしまいました。
補陀落船の説明と模型はかなり夢中で見てしまいましたが。