高西ダム 見学 その3
そろそろと進んで越流部に到着しました。
ほっそりしたゲートピアには両側に溝が切ってありました。
昔は板をはめ込んでゲートとしていたようです。
そして茂った木々でよく見えない下流面。
ほとんど垂直に切り立っています。
型式としては円筒アーチで間違いないと思われます。
越流した水が細い筋になって落ちていました。
手前にある鉄製の物はスピンドルでしょうか。
アースダムの取水口や排砂ゲートなどで見かけることもありますが
こういうコンクリートダムでしかもこの位置に外付けというのは
かつて見た事がありませんのでよくわかりません。
現役なんでしょうね…。
ダム湖はこんな水の色で水深が全く分かりませんでした。
ゲート部の向こうに何かあるなと思って注視すると
養蜂の時に使用する蜜蜂の巣箱がありました。
山間部ではよくあるものですから地元の農家の方が設置されたのでしょう。
ただ、どうやってあの場所に置いたのかが謎です。
右岸にも道があるのかそれともこの越流部を超えて行ったのか。
越流部越えはあまりにも危険なので多分、向こう側にも道があると考える方が自然です。
引き返します。
シマヘビはまだ日向ぼっこ中でした。
左岸の木々の切れ間から見える範囲で全景。
アーチですね♪
1958年に竣工した50年物の堤体です。
位置未確認だった高西ダムは薄く古風な円筒アーチダムでした。