上田池 見学 その1

2010/1/29 更新

猪鼻ダムを見た後に上田池に向かいました。
“うえだいけ”ではありません“こうだいけ”です。


その途中で、大きな池の前を通りました。


ナビでも地図でも大きな池が描かれていました。

堰堤の上に道路が通っていたために
横目に池を見ながらぽけーっと通り抜けようとした時
大きな石碑の文字が目に飛び込んで来て
慌てて停車しました。


これがその石碑。
『治水豊郷萬古傳』
ここに治水の文字があったので思わず止まってしまったのです。


新しい立派な石碑が並んでいます。
「池内大池堤防改修工事記念碑」という文字がありました。

この池は池内大池という灌漑用のため池のようです。
堤体が堤防という事ですね。


スペックも書いて在ったのでふむふむと読んでいたら
「前刃金型土堰堤」という
未だかつて聞いた事のない形式が記載されていて吃驚しました。
アースダムには色んな形式があるんだっ。
うわこれは知らんかった。
他にどんな形式があるんだろうか。
めちゃめちゃ気になる…。


「前刃金型土堰堤の池内大池でーす」
と、言われても他の土堰堤との違いがパッと判りません。
アースダム道は奥が深い。

◆ ◆

などと、より道もしながらナビに導かれてやってきました上田池。


ぽけーっと走っているとなんと国交省の案内標識に上田池登場。

あ・・・
天ケ瀬状態や…
やりやがった〜
ダムのマークが見事に逆さまになっているのです。

まったく同じミスをされているのが実は天ケ瀬ダムです。
京奈和自動車道を京都に向けて走り、R24号大久保バイパスに降り
宇治市外への案内看板の中にまさにこんな感じで
逆さまのダムマークを付けられた天ケ瀬ダムの文字が出てくるのです。
次に出てくる案内看板ではちゃんと上下正しくつけられているので
施工業者の単純ミスなんでしょうね。

デザイン的にクレストゲートはダムの上という事が一般に認識されていないという事例です。


案内標識が示す道に入って少し進んだところでいきなり視界に上田池登場!

うわわわー
堤体真っ正面で登場って
なにこれ、上田池カッコよすぎるやんっ!!

いきなり開けた視界
谷間に鎮座する46mの石張りの重厚な堤体
この登場の仕方はカッコよすぎる!