小渋ダム 見学 その5

天端を渡って左岸側にいくと管理所ですが
現在工事中の様子。
ここも耐震強度問題が影響しているんでしょうか。

現在の管理所の下の岩盤には色々隠れています。
手すりつきのこんなトンネルが見えました。
こ、これは中に入りたい。

締め切られているトンネルの上には『小渋第一発電所 取水口ゲート操作室』の文字。
トンネルにしか見えませんがここは操作室らしい。
うむ。意味なくカッコいい。

管理所に行くにはこのトンネルをくぐってすすまないと行けないのです。
管理所は日曜日で職員の方はいらっしゃらないかと思いトンネルまでで引き返しました。

しかしでっかいアーチです。
国内のアーチダム51基中16位の高さ。105m。
16位というとたいした事ないように感じる方もいらっしゃるかと思いますが
186m 黒部第四
・
・
150m級 温井 奈川渡
140m級 川治
130m級 高根第一 矢木沢 一ツ瀬
120m級 真名川
110m級 川俣 新豊根 奥三面 池原 上椎葉
100m級 川浦 川辺川(建設中)小渋 坂本 豊平峡 刀利 矢作
と、みてみると決して地味ではないです。

観光向けに周辺整備も行き届いているし良いダムですね。

この常用洪水吐のローラーゲートは今年の夏に頑張りました。
長野県における平成18年7月豪雨の資料をみると
小渋ダムより上流の南箕輪村の北殿という地点で計画高水位を超えました。
堤防決壊と浸水被害がおきた場所(上伊那郡箕輪町松島北島地)の近くの観測点です。
小渋ダムより下流で計画高水位を超えたところはありませんでしたが
川幅が狭くなる天竜峡では危険水位を超えました。
堤防が耐えられる川の水位は計画高水位が最高位です。
勿論これを越えたからといってすぐに水が溢れるわけではありません。
しかしきわめて危険な水位であるということに変わりはありません。
| 計画高水位 | 危険水位 | 特別警戒水位 | 出動水位 | 警戒水位 |
警戒水位になると水防団の出動準備状態となります。
出動水位は文字通り水防団が出動する水位です。
特別警戒水位は住民への避難の目安となる水位です。

今は静かに美しいアーチを映している減勢工の水面。
ここにクレストゲートからの大瀑布が落ちたのは試験湛水の時だけです。
クレストゲートを開ける時は非常事態。
それを回避し続け洪水調節を行ってきました。
水害から人々と暮らしを守る為に作られた小渋ダム。
その働きを紅葉を見に来た時にでも
立派なインフォメーションセンターで
一人でも多くの人に知ってほしいと感じた小渋ダムでした。
正しい姿勢

これは駄目?

うきうきわくわくコンクリートに張り付く。
頭の周りに♪を飛ばすのが特徴でしょうか。