小渕防災溜池 見学 その1
2018/6/21 更新
岐阜県の小渕防災溜池にやってきました。
日本で最初に竣工したロックフィルダムとして有名です。
周辺は散策路が整備されていて綺麗な公園のようになっています。
しかしこのダムのイラストはまた凄い。
理解不能なダムイラストをあちこちで見ていますが
これはまた実に個性的。
ダム湖をくるっとまわることができる道があるので
そしてそんなに巨大なダム湖ではないので気持ちよく
てくてく一周することができます。
これは県道の横にあった広場にある周辺立体地図。
こちらは正確に小渕防災溜池の形状を再現してくれています。
この場所には昔、氷田というものがあったそうで
その遺構が残っているようです。
水位が低い時には見えるのでしょうか。
氷室というのはよく耳にしますが氷田というのは聞いたことがないです。
貯蔵するところではなく製氷する所のような感じでしょうか。
貯水池を一周する散策路で県道と反対側の
東海自然歩道の方に回りました。
こんな感じでとても気持ち良い道です。
当日、お散歩をしている人とたくさんすれ違いました。
少し歩いていくと大きな石碑が登場しました。
小渕ダム記念碑と大きく刻まれています。
急いで裏に回り込み、文字を読みます。
書き起こしてみました。
シンプルな内容だけどなぜか嬉しそうな空気が漂っていました。
国内初のロックフィルダムというと
着工が先だったのは岩手県の石淵ダムです。
竣工したのが先だったのは小渕防災溜池になります。
このあたりはアーチダムにおいて
着工は上椎葉閣下の方が早かったけど
竣工したのは三成ダムが早かったというのと似ていますね。
石淵ダムはその役目を終えて今は胆沢ダムの湖底に眠っていますが
小渕防災溜池と同じく黎明期のロックフィルダムという事でCFRDでした。
コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダムです。