君ヶ野ダム見学 その19


公園内に神社がありました。
『君ヶ野丹生水神』と碑が建っています。

君ヶ野ダムの水没保証の中に鉱業権がひとつ含まれていました。
ダム建設時には既に採掘は中止していたのですが三重県と
奈良県の県境のこの地域には水銀鉱床が多くあったという事から
水銀鉱山が在ったと思われます。

『丹生』は水銀を産出する土地に特有の地名です。


祭神は何と吃驚!『罔象女(ミヅハノメ)』です。
こんな身近な場所にまさか本物の罔象女神の社があったとは!

水神として祭られる『罔象女』ですが水銀の神とする意見もあるとか。
この神社も水没保証で移築されたのでしょうか?
そこまではちょっと調べきれませんでした。


始めてこのダムに来た時に一番印象深かったのがこの大噴水です。
現在は運転停止しているという事で不思議に思っていたのですが
ダムとは無関係の本物の噴水で、曝気施設ではなかったのでした。

予算不足はどこも深刻です。


梅雨時で紫陽花が一杯咲いていました。
桜の名所として整備されてきた君ヶ野ダム湖畔では
今、深刻な桜の立ち枯れ被害に直面しています。

桜の皮を捲っていく人がいるというのです。
実際公園で綺麗に皮を剥ぎ取られた桜をみました。
鹿に食べられた跡とは違っていたので人為的なもので
あることは間違い在りません。

ダムが出来てから村の人やダム管理に関わった人が
一生懸命植えて育ててきた桜も30年物になりました。
ただでさえ弱り始める時期なのにそこに皮剥ぎが行われたら
桜はどんどん減っていってしまう事でしょう。

 


公園の端から堤体を見ました。

静かなダム湖の向こうでは現在も戦いの水音が響いています。

人々の安全を守る為に
人々の生活の水を守る為に

水との戦いの最前線・君ヶ野ダムは今日も頑張っているのです。