片田ダム見学 その1
2005/3/15 更新
春の気配がやってきたかと思いきや
何度も繰り返す寒波襲来に
やっとこさ遅い梅が山に咲き始めた3月。
三重県の片田ダムに行ってきました。
奈良からは車で2時間くらいの場所にあるダムでした。
今まで全くノーマークだったこのダムを見に行こうと思ったのは
『Dam's room』の管理人、ふかちゃん様から
「お勧めです♪」と推薦されたからです。
『その堤体には大仏の頭のようなもこもこがある』
謎のもこもこを見に行きたくて出かけました。
R163で津方面に走ると視界の開けた場所で後方に片田ダムが見えました。
『水道資料館』の小さな看板を見落とさなければ必ずたどり着けます。
ぐいっと曲がってダムのほうに車を進めます。
わはははは。
可愛らしいなぁ。
ほんまにもこもこやぁ♪
堤体の手前に立派な建物があります。
この建物の前に駐車場があったのでまずはそこに駐車です。
ここは『津市水道貯水池』の管理所兼水道資料館です。
とことこ入っていくと資料館から職員の方が見回りか何かの御用事で出てこられました。
「おはようございまーす!」
「おはようございます。」
「綺麗なダムですねぇぇ。あのもこもこはつつじですか?」
「そうです。」
「いいですねぇ。花盛りの頃に来たら堤体がつつじでピンク色ですかー。」
「とても綺麗なんですよ。」「いいダムですねー。」
「水道資料館ではなくダムを御覧になりに?」
「そうなんです。先日このダムを東京からわざわざ見に来た方から
凄く綺麗だという話を聞きましてね。」
「東京から?このダムを?」
「はい!凄くオススメだと♪」
「あちこちのダムを回ってらっしゃるんですか?」
「はい。ダムマニアです。」
「そういう方ってたくさんいらっしゃるんですか?」
「はい!全国津々浦々に潜んでおりますよ。」 ←ダムマニアをアピール「このダムはアースダムという形式ですが(今時)珍しいでしょう。」
「そうですね!アースダム自体は数で言えば多いですが
この堤体は26mでしたよね。戦前に造られたダムでこれだけの
堤高のアースダムはなかなか無いですよね。
京都の舞鶴に 堤高30mの岸谷ダムという凄く綺麗なアースダムがありまして
大正期に作られた中では一番高いということですけど
ここも中々負けていませんねー。」 ←ダム好きをアピール「ここは素敵な取水塔をお持ちなんですよね。見に行けますか?」
「あ、一般の方は入れないんですよ。上水道のダムだから。」
「ええーっ。残念だなぁぁ。見たいんですけどー。」
「...鍵、開けてあげましょうか。」
「ええっ♪♪う、嬉しいっ。ありがとぉございますぅぅ♪」夜雀は幸運を授かった。
噴水の横にある水道資料館を先に見学します。
そして出てくると、管理所の方が堤体へのゲートの扉を
開けておきましたからと教えてくださいました。
昔管理棟だったという資料館別棟は後回しにして
堤体へ突撃です。