鹿野川ダム 見学 その5


のそのそ登ってみると、なんとここに慰霊碑がありました。
ダムを見下ろせる場所
説明板の真上に慰霊碑があるのです。
なので訪れる方の為にこの階段が付けられていたのだろうと思われます。


慰霊碑のある所から堤体を見るとこんな感じです。
しかし何と真っ白な天端高欄。
ここだけ見たら最新堤体に見えなくもない。
天端の舗装が綺麗なのが又一段と新しさをアピールしていますね。


更にこの段の奥には何やら小屋らしきものがあります。
その手前にはケーブルの巻上機。
さっきのカニ漁の籠みたいな流木を運ぶリフトのケーブルですね。


ケーブルの間から覗くとこんな感じでした。
流木満載になったらどんなにきしむのかなぁと想像していました。
まぁ、もうこれも使われていない可能性が高いのですが。


たくさんの方が訪れる鹿野川ダム。
釣りに、ポートに、行楽に
ここにダムができてから長い月日がたちました。

だからこんなに親しまれているのかもしれません。

この場所にダムがあることが当たり前になったという事。
このダムの風景が日常になった事。

新しく作られたダムもこんな風に歳をとって欲しい。

地元の方に愛されるダムになって欲しい。

そんな気持ちが湧いてきた鹿野川ダムでした。

 

おまけレポート


鹿野川ダムでサプライズ!



鹿野川ダムを見学しているうちに
どんどん日が暮れて暗くなってきたので
ご飯を食べようとやってきた「道の駅 清流の里 ひじかわ」の
中にあるレストラン


レストランの前にはなんと地域観光ポイントをカードにしたものがこんなに!!
3〜4年前から始めた企画だそうです。


興味を引いたカードを何枚か手にしてレストランへ。
マップを開いて位置を確認してウハウハしているとごはん到着。


またうどんか。

旅先ではうどんがデフォルト。
そばの名産地に行ってもうどん。
関東に行ってもうどん。

美味しく頂いた後、お支払いをしようとレジの横に行きました。

そこでお店の方に何の気なし世間話をはじめたのがサプライズの始まりでした。


「今年は渇水で大変みたいですがこちらは大丈夫なんですか」
「ええ、肱川でもこのあたりは渇水知らずですねぇ」
「あ、やっぱり。さっき鹿野川ダム見てきたんですがお水たくさんありましたね」
「渇水で困るのはやっぱり人の多い松山の方なんですよ。あちらにお住まいの方はダム欲しいでしょうね」
「逆にこのあたりは洪水の危険はどうなんですか?」
「この下流の○○のあたり(←聞き取れなかった)は水につかりやすいですね」
「なるほどー。では野村ダムや鹿野川ダムが頑張らないといけないんですね」
「そうですね。建設省の作ったダムですから」

なんだか妙に詳しい方だったのでさらに聞く

「下流がダムを欲しいと言っても上流は色々負担を強いられますし大変ですよね」
「そうですね。そういえば先日、前の長野県の知事さんが大勢引き連れてこの上の山鳥坂ダム視察に来ましたよ」
「え゛ 何しに来たんですか?」
「私も何しに来たんですか?って聞きましたらダムに反対だとか言ってましたよ」
「ダムが必要かどうかはよその人間がどうこう言わないで地元の方の声を一番に考えるべきだと思うんですけどねぇ」

「ダム、お好きなんですか?」

↑ ついにここで不審がられる

「はい。ダムを見たくて今日もこちらまで来たんですよ」

と、ダム愛好家であることを白状すると

「鶴田ダムってご存知ですか?」

と、突然、愛媛県山中で鶴田ダムの名前が飛び出したのです!!

一瞬言葉を失いましたが

「鶴田っ!鶴田ってあ、あの鹿児島の鶴田ですよねっ」
「そうそう」
「勿論知ってますっ!!あ、まだ行ったことないんですけど
凄くいきたいダムなんですよっ
渇水期に上流に姿を見せる発電所とか
平成18年の洪水調節で物凄く頑張った事とか
(以下略)」


「(笑)私の父が建設の時に鶴田ダムにいましてね・・・」

と、突然、カウンターの上に取り出されたものは


花瓶です。

「これ、鶴田ダムの起工式の時の記念品なんですよ」



底にこのように『記念 鶴田ダム起工式』の文字が!

お話をしてくださった方はもともと関東の方だったのですが
お父様の仕事の関係でこの鹿野川や鶴田といったダム建設現場に
引っ越しをたびたび経験されたという方でした。

道理で詳しいわけです。
お父様からダムについていろいろお話を聞いていたのでしょうね。

閉店間際だというのに思いっきりお話を楽しませていただきました。

まさかここで鶴田ダムについてのエピソードが飛び出すことになるとは・・・
やっぱり地域の方とのコミュニケーションは大切ですね。