鴨川ダム 見学 その8


『砕石並に選別工場全景』
これは今の減勢工の辺りから見た写真なのでしょうか。
インクラインが設置されていたようです。
右手下にトロッコ台車が並んでいますね。


『プラント全景』
そしてあのプラントが働いていた時の写真もあったのです。


『プラント付近諸施設』
農水省初のコンクリートダム。
気合が伝わってくる写真。


『骨材運搬中』
架空索道がちゃんとありますねー♪


どんどん高くなる堤体♪
 


できたてほやほやの鴨川ダムです。
出来立ての頃はゲート部が天端の中でも少し高くなったデザインだったのですね。
クレストゲートの中央が少し開いています。
建設当初は今のようなラジアルゲートではなくテンターゲートだったようです。

 

管理所の方にお礼を述べて堤体右岸のアバットメントに向かいました。
 

戦後、食糧自給のために農水省が頑張った事業。
今までアースダムが主体だった農水省の堰堤作り。
初めて建設された農水省のコンクリートダム。

電源開発促進法が施行される一年前に出来た堤体。
大規模機械化施行で作られた100m級ハイダムのような貫禄や迫力はありません。

でもとてもダムに適した場所に作られて
今も静かに頑張っているのが伝わってくるダムです。

三木市、小野市、社町、東条町、滝野町にお水を送っています。
 

アースダムで感じられるほのぼの。
それと同じものが伝わってくる
不思議な魅力の重力式・鴨川ダムでした。