池田ダム見学 その1
2004/9/29 更新
徳島県は、吉野川にある水資源開発公団のダム。
吉野川総合開発計画の一環として、
洪水調節、河川維持流量調節、発電を行っている多目的ダムです。
一見地味だけど凄い能力を持っているダムとして認識していました。
堤高24m
堤頂長247m
この数字だけを見たらそんなに大きなダムじゃないねと思ってしまいます。
どのように凄いのか
それは物凄い水量の放流を洪水調節の時に行うと聞いていたからです。
例として平成16年の8月末から9月にかけて台風10号の停滞による記録的豪雨の際
池田ダムへの流入水量は実に約12,000m3/s。
このレベルの流入量に対して洪水調節を行うというのですから他のダムとは桁外れの
放流があるダムなのだと想像がつきます。
『一度見ておいて損はないですよ』
ダム関係者の方から以前頂いたメールのこの一文が
とてもとても気にかかっていたので今度四国に行ったら
絶対見ようと決めていた池田ダムでした。
四国のいのち・早明浦ダムを見終わった後、
吉野川沿いに下ってやってきました池田ダム。
国道沿いに駐車スペースを見つけ変なモニュメントを横目に見ながら
国道より低い吉野川を見下ろします。
どーんと登場、池田ダムです。
凄いローラーゲート!9門がずらりと並んでおります。
堤体左岸には管理所が見えます。
下流側に在りますが堤体自体がそんなに高くないので
ゲートを開けても水かぶりにはならないかと..
いや、10000m3/s級の洪水調節したら想像を絶する事がおきるのかもしれません。
堤体右岸には発電所があります。
これだけの水量をもつ吉野川です。
ただ流すだけなんてもったいない。
有効に使うためにはまず発電がベストでしょう♪
ゲートナンバーがふられていますね。
堤体左岸から1〜9となっているようです。
堤体への階段をよろよろ下りていくと途中で階段状のものが見えました。
え、もしかしてキャスケード??