イビデン 川上取水堰堤 見学 その4


排砂ゲートのモーターでしょうか。
この位置から奥の山を見るとイビデンさんの川上発電所の水圧鉄管が見えています。
神岳ダムから来たお水が川上発電所を通ってこの堰堤までたどり着いて
ここでまた取水されて下流の広瀬発電所に向かいます。

お水が何度も水車を回して電気を作る。

大事に使われる水。

それが感じられて嬉しくなりました。


そして機器を見ていてやっとこの取水堰堤の名前がわかりました。

この取水堰堤は川上堰堤というようです。


雨が強くなってきたので引き返します。


名残惜しい…

でもこの後、横山ダムと越美砂防エリアの素敵な砂防堰堤を見に行く予定だったので
時間が押しています。

うううう。
また来よう。


これは川上取水堰堤の下流にあるイビデンさんの広瀬発電所です。
こちらも放水路がとても綺麗でした。


近くから全景。

越流している川上取水堰堤の様子は
水力ドットコムのHisa様が写真に収めておられました。
やっぱりHisa様は凄いです♪

見学の後、イビデンさんの管理をしておられる部署の担当の方に電話でお話を聞いたところ

大正14年に竣工した堰堤で
堤頂長 : 38.18m
堤高 : 5.91m
排砂ゲートは2門ありひとつは私が歩いていた通路からは見えないとのことでした。

越流部の角落としのようにはめてある板は
“欠瀉板”と呼んでおられるそうです。
なんだか意外でした。

そして竣工当時の美しい姿を維持管理するのはやっぱり手間暇かかって大変みたいです。
簡単なのは新しくコンクリートでぺたんこに固めてしまうこと。
でもそうしないで歴史のある堰堤を大事に大事にしてくださっていることが
本当に嬉しいです。
イビデンさんの社風なんでしょうか♪


国道の付け替え工事の信号待ちという偶然が無かったら見落としていたかもしれない
素敵な素敵なイビデンさんのレトロな取水堰堤でした。