細尾谷ダム 見学 その2

パーキングに戻ってきた時、車が一台やってきました。
車から釣り道具一式をもったおじいさんが
カメラを持った私を一瞬不思議そうに見た後
線路脇の道に入っていかれたのです。

釣竿を持った人とカメラを抱える私と
雨の朝にとことこ細い道を登っていきます。


少し歩くと堤体の左岸に出てきました。
踏切も何もありません。

線路の横断は大変危険ですので周囲の確認を十分に行ってから。
何度も何度も確認して一気に渡りました。


線路を渡って一安心。

これで落ち着いて堤体を愛でられます。

と、枯れた草を踏み踏み、導流壁に近づきます。


すると堤体のど真ん中に
ぼこっと大穴。

す・・・
凄いな。この排砂ゲート。


天端に立っているゲート支柱の位置から考えて
排砂ゲートで間違いないと思います。

見ている場所が悪いので
堤体下流面の傾斜とトンネル部の壁とが曲がって見えます。
歪んだトンネルに見える錯覚。


そして目を凝らすと、ここに昇降用ステップ。
水路に入る以前にまずこのステップにたどりつくことが難しいように思いますが。

そしてここだけ石張りというのもなんだか不思議な感じなのです。
この堤体、コンクリート補修工事かなり受けているんじゃないかと思われます。

昔は全面、石張りだったのかなとかいろいろ妄想。


脇道をとことこ上っていきます。
導流壁の横に来ると階段がありました。
これは中部電力さんの管理道路だと思うんですが
この谷の上流で釣りをする人に普段使いされているようです。