本庄貯水池堰堤 見学 その2


堤体にいきなり近づく前に右岸側に移動。

ここに向かう途中で見えていたのですが
本庄貯水池堰堤の溢流堤(洪水吐)から越流していたのです。

爆弾低気圧の降雨で水位が上がったせいかもしれませんが
堤体がこの時間、完全に下流面、陰になっているので
まず先に溢流堤を見に行くことにしました。


庭園のような下流広場にあるのは丸井戸という設備。


この丸井戸というのは二河川の上流の水を引き込んで沈砂をしていた設備だそうです。
高さを変えてラッパ管があるので沈砂をした後の綺麗なお水を取っていたのでしょう。

この場所で沈砂池の役割なら別に丸くなくてもよいと思いますが
そこは呉鎮守府の海軍さんの美的感覚かな。
何もかもを美しく強く造りたい感覚かな。

本庄貯水池は堤体より南の鬼切川
北東の小田川、本川の二河川、二河川に合流する平谷川と
4本の川からの水をダム湖に貯めています。

本庄水源地の詳細については
土木学会の「本庄水源地の施設評価に関する研究」をご覧ください。
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この中で舞鶴の桂貯水池堰堤が“アース”になっているのは誤記だと思います。

桂貯水池堰堤はメイソンリーです。重力式。


そして謎の築山っぽい堤体右岸の小山に向かうと階段があり
上ってもよさそうな気配。


円墳かと思わせるこの築山。
工事で出た土を横の山に美しく盛って成形されたのでしょうか。
どこまでも庭園。
どこまでも美しさを追求している本庄水源地。


階段途中から見下ろしたところです。
下流広場はこんなに広々しています。


階段を上りきったらそこは天端と同じレベルでした。
爆弾低気圧に負けなかった桜が満開過ぎて頑張っていました。


そしていよいよ堤体にお近づきに♪
わくわくが止まらないよぅ♪