北山ダム 見学 その3


ダム湖は水位がこんなに低いです。


ここまで水位が低いと普段は水底に沈んでいる場所にも
久しぶりかもしれない空気と日光が届いたでしょう。
独特の風景になっています。


2014年は春に奈良県の大迫ダムが工事のため水位を下げていたのを見ましたし
秋には富山県の刀利ダムも工事で水位低下させていましたし
またまた抜水しているダムを見て
2014年はレアな姿の見学にツキがあったんだなぁと感じました。


からりと乾いて水位が刻む横縞が入った岸です。


ゲートの取替なのかもしれません。
これは塗装レベルじゃないです。


下流の嘉瀬川ダムが竣工したから
渇水にならない担保ができたから
安心して今までやりたかったけどできなかった
ゲートや大きな設備の補修工事ができる事になったのかもしれない。

ダム湖を見ていて思ったのは
大滝ダムが竣工したからやっと工事を開始できた大迫ダムと同じではないかということです。


人の暮らしを支えるインフラである限り
お休みという物がないインフラである為に
大規模な改修や工事は運用しながらで色々と制限も多いのです。

そんな時に同じ川に仕事を肩代わりしてくれるダムがあれば
お互いに助け合って必要な整備がスムーズにできる事になり
今あるダムを長く長く大事に使うためにも有効です。

工事が無事に終わるように
どうぞご安全に

突然立ち寄ることになった北山ダムの見学でした。

 

おまけ


風化花崗岩が真砂土に変わる瞬間を
指でつついて体験するなど。

花崗岩は硬いんです。
風化花崗岩がもろくて土砂災害の誘因の一つになるんです。
花崗岩と風化花崗岩の違いをいい加減に報道していたTV局は
もっと勉強しやがれ。