一庫ダム見学 その4

堤体を下から見ないとかっこ良さ半減です。
下に道路が通っているのを確認して下りていきます。


細い道を進んで川の上にかかる橋を渡ります。
減勢工の曲がった部分がよく見えます。


おぉ!やっぱりでかい!視界を覆うこの圧倒的な壁!
さすが公団のダムは一味違います。


管理事務所が見えています。
最近作られている巨大ダムに比べたら数字の上では小さいですが
それでもこの迫力はたまりません♪城壁のようにそびえています。


城壁から流れてくる水がさらさら流れていていい感じです。


ゲートの配置も質実剛健な一庫ダムです。
インフォメーションセンターに置いてあるパンフレットには
常用洪水吐きからの放流時の写真も載っていました。
この静かな緑の減勢工の水が水流に泡立って白く渦を作りながら
川を下っていく写真でした。

一庫ダムのある猪名川は開発がどんどん進んで住宅街に非常に
近接してきています。それに伴い、洪水調節計画は随時見直されます。
近年、市街地を襲う局地豪雨が多くなりました。
都心型洪水に対応する能力も求められるようになりました。

ダムが関わるイベントが多く、公園整備も進んでいて地元から
大切にされているダムです。そのダムが頑張って洪水と戦った事を
もっと宣伝してもいいと思うのにあまり話題に上がりません。
最近は水が足りないくらいで渇水気味の事が多いせいもあると思います。

ダムが幾ら頑張っても雨が降らない事にだけはお手上げです。
洪水になるほど降る時もあれば必要な時には降ってくれない雨。
水余り等とよくニュースで言われますが日本の四季と農業のつながりを
考えて欲しいです。水田に水を貯めなくてはならない時期に河川維持用水を
絞って渇水に備える事は出来ないのです。

水を扱うには本当に苦労が付物であるとあちこちを見てきて思います。
ダムはその役割のひとつをいつも担っているのです。
見てみたいけれどそれが働く事が無いのは町にとって良い事なのだと
ゲートを見上げながらしんみり思いをはせた一庫ダム見学でした。