比奈知ダム見学 その7
階段で下りると聞いて不平不満を口にする人が続出です。
“階段で行くんやったら私もうええわ(もうええわ = もういらない)”
“別に見たいこと無いし。”
“膝が痛いのに何でこんなとこ歩かなあかんの。”
“私もうここで宜しいわ。(宜しいわ = もう結構です)”
付き添う職員の方が気を使って“お荷物持ちましょうか?”
と声をかけても、ふくれっ面で無視して文句を口一杯
これでもかと吐きつづけるおばさん達が私の行く手を塞ぎます。
こ、この○○○○ッ!
ごちゃごちゃ言わんと進んでくれッ!
監査廊を塞ぐなッ!
と、心の中で叫ぶ私。
でも今の私はこの見学ツアーのおまけのシラミです。
立場弱すぎ..。

高齢者の方は労わらないといけないのだと思っても
相手によりけりだとつい思ってしまいます。
“足が遅くて申し訳ありません”と控えめにゆっくり歩いてこられる
上品なご夫人も居れば、監査廊の空気が薄くなるのではと思わせる
特大の肥満体で階段を一歩下りる毎に
“私は膝が悪いんやから階段なんか歩かせんといて欲しいわ”と
とんでもない不満を口にする人まで様々な人の集まりです。
階段歩かされて大変だったと思うか
珍しい物を見せていただいたと思うか
この人達はダム見学の思い出をどう受け止めるのだろうと
ちょっと心配になりました。

堤体中程の温度計です。気温20度。湿度65%。
この堤体は中々暖かいです。

見学ツアー御一行様の亀の歩みが途切れてから撮影。
階段の左側は滑り止めのマットが敷かれています。
とっても配慮が行き届いています。
こんなに良くして頂いている見学ツアーなのに..
それでもこんなに文句言うのかよぉぉ
怒鳴りたい気持ちでしたがツアーにおまけのダニの私には
職員の方とのお約束があります。
口をぎゅっと閉じて我慢我慢。
色んな人が居るんだからこのくらいで怒っちゃダメ。
こぶしを握り締めて言い聞かせます。

監査廊の結露を見て...“やっぱり水漏れするんやねぇ”と
勝手に納得しているおばさん..。
あほかーーーーーーっ!!
水漏れと違うわいっ!!
コンクリートをなんやと思うとるんやっ!!
流石にそばに居た職員の方が“結露ですよ”と説明をされていましたが
結露が何なのか分からなかった様子のおばさん達。
もうここまで来たら笑っちゃうぞ〜。

そして一行が到着したゲート室。
シリンダーがどーんとお姿を現しました。