日影第一号砂防堰堤 見学 その4

水通し部はとても広いので現在はこの位の流れですが
上流の水位が上昇する降雨時には全面からどっと流れてくることと思います。

と、堰堤を間近で見てホクホクしながら下って来ると
先ほど、道路にばかり気を取られて見落としていたもう一つの看板を発見しました。
素直に下流から近づけたんです。
私はアホですね。
まぁ、この看板、林の中にあるので車のスピードで風景を見ていると見落とすかも。

という事で説明板。
スペックもばっちり♪
日影第一号砂防堰堤がとても貴重な物であることを学べます。

これが堤体正面図です。
こんな暗渠が造られているんです。
神通川水系砂防事務所の方にお聞きしたところ
・現在、暗渠は閉塞しており、ここから水と土砂が流れ出る事はありません
・当時、工事中に仮排水トンネルと同様の働きを持たせるためにこういった暗渠を設ける事はよくありました
・しかし、その暗渠の多くは竣工時に塞いでしまう為、残っている物はほとんどないという事です
という詳しい説明をいただきました。
なるほどな〜。

黎明期の砂防堰堤で掃流機能を持つ大暗渠を有する日影第一砂防堰堤です。
登録有形文化財です。
説明板によると昭和54年8月22日の洪水時には未満砂だったという事で大量の土砂を食い止めました。
昭和54年8月22日の洪水。
それはこの下流、あの階段工のある洞谷で大災害が在った時の洪水です。
大暗渠を有する堰堤が闘った洪水。
今は閉塞している大暗渠ですがその歴史はとても重いものです。
貴重な事例を目にしてとても勉強になった日影第一号砂防堰堤見学でした。
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これが今回の日影第一号砂防堰堤を見学するきっかけになった
伊吹正紀先生の「砂防特論」に掲載されていた大暗渠堰堤です。
日影第一号砂防堰堤とは設計コンセプトがかなり違いますね。
姫川や地獄平砂防堰堤のような大暗渠です。
エリアは六甲山
水系は芦屋川上流が濃厚
標高667.0m
六甲山を知り尽くしている登山が趣味の方
沢筋を歩くのが趣味の方
こういう物をご覧になった事があったら是非情報をお寄せ下さい。
現存していたら間違いなく文化財登録間違いなしの凄い代物です。