箱島ダム 見学 その1
2005/9/27 更新
群馬県にとても歴史のある堤体が在ると聞きました。
非常に古いロックフィルダムだが形状がとても変わっているとの事でした。
通常、ロックフィルダムやアースダムは堤体の真中に洪水吐き水路はありません。
端っこにあるか横出し迂回水路になっている場合が殆どです。
何でそうなんだと言われても堤体の安全性を高める為ではないでしょうか?
としか自分には思いつかないのですが。
今回訪れた箱島ダムはロックフィルダムであるのに
堤体の真中に立派な洪水吐きを持っているというのです。
草津温泉の素泊まりの宿を朝6時に出てやってきました。
◆ ◆
名水100選にも選ばれている箱島湧水というものが
箱島ダムの横にあるという事です。
有名なのはむしろこの湧水の方です。
県道から集落の間の細い道、更に山道へと進んでいきます。
箱島湧水の横には箱島不動尊がありここにお参りする方の為に
案内板がぽつぽつと現れます。
山の上にどんどん上がっていくと砂利敷きのパーキングがありました。
すでに車が止まっています。
湧水に朝早くから来られる方はやはり多いようです。
パーキングからとことこ進むとこんなところに出てきました。
立っていた看板を見ると...
どうやらこれが箱島ダムのようです。
そして見た瞬間に地団駄。
夏だから仕方ないとはいえこの草の茂りっぷりはなんですか。
堤体が..石張りが..何にも見えへん。
積雪で見えないのも悔しいですがこれもかなり悔しい。
天端はすっかりのどかな遊歩道状態。
ポリタンクを引き連れたご夫婦とここですれ違いました。
お越しになる方はやはり湧水を汲みに来られる方が多いようです。
天端は中央の洪水吐き水路の部分だけ細くなっております。