二瀬ダム 見学 その10

若い職員の方の後ろをぽてぽて歩きながら
突然いきなり不審な見学者が来たというのに
こんなによい対応をしていただけるなんてと
嬉しくて頭の周りがお花畑になっていました。

天端のエレベーター棟から堤体内部に入ります。


エレベーターの内部に張られていた説明。

エレベーター諸元
 積載量   1,000kg(13人乗り)
 昇降速度  60m/min
 揚程     83.420m
 昇降時間  1分20秒
 主ロープ  φ16×5本

諸元があちこちにあるのは嬉しいです。
しかもこの諸元、当時の設計図から引っ張ってきたのか
文字があちこち手書きで凄く見応えがあります。


そしてB2(EL481m)レベルに到着です。


常用洪水吐きのゲート室に連れて行っていただけるそうです。

この間、色々見せていただきましたが
何分、物騒な御時勢なので通路その他は自主規制。


これは常用洪水吐き(主放流設備)のラジアルゲートです。
大きさは5×3.244m。
1門で400m3t/sの能力があります

「二瀬ダムは(洪水調節で)今までクレストを開けた事はあるんですか?」

「いえ、今まで無いと思います。」

「え♪それは素晴らしい。是非、記録更新してください」

「(笑)」

「でも最近は異常な降り方しますからね」

「そうですね。今年も記録的な局地豪雨があちこちでありましたね」

「自分が住んでいるところの近くでもこの夏に103mm/hの局地豪雨があって
本当に怖いなと思います」


治水ダムには本当に頑張ってほしいです。
それをもっと広報してほしいと思うんです。
でもそれが仕事だからやって当たり前と国土交通省の方はいつも謙虚です。

もっとアピールしてもいいと思うんですけど。

日本人の気質も関係しているのかなと思います。




そして移動して案内された先

そこは・・

 


いきなりのゲート室横でした!
水圧鉄管の真横!!

「うぉぉぉ!す、すげーっ!」

「この先の扉から向こうは埼玉県管理の発電設備になるんで
ここまでしか駄目なんですけど」

と、遠慮がちに仰ってくださった職員さん。

いえいえいえいえ!
ここで十分です!
凄い迫力です!
大満足です!

ダムを見るときはやっぱり直下から見るのが一番かっこいいのですが
堤体直下の一番近づけるところまでいっても発電所とか電線とかクレーンとか
いろんな邪魔物があることが多いのです。

アーチ型の場合、こういう位置は堤体の迫力を感じるのに最適の場所でしょう。
重力式だとこの位置は非常に難しく、すこし離れて見ないことには
写真的にどうにもならない場合も多々あります。

しかしさすがの重力式アーチ。
視界の中に迫ってくる堤体の迫力が違います!