福地ダム 見学 その2


上流洪水吐の名前の通り
この洪水吐はダム湖の最上流部にあります。
本堤体とは直線距離にして約6km
道路でいうと約10km離れています。


この洪水吐から放流があるという事はダム湖が満水になったということです。
お水maxになったらここからダイレクトに海に放流。
海が真横にあるから出来るこの構造。


橋のたもとのパーキングの上にある
もう一つのパーキングには説明板があります。


海に直接放流されるのって地形が急峻でなければありえないなにか。


サイフォン式洪水吐の仕組。

何でサイフォン式を採用したかについては
沖縄北部ダム統合管理所の
やんばるのダムの福地ダム上流洪水吐のページ
のページをご覧ください。

サーチャージに達するまでは普通の自由越流式洪水吐と同じ様に流れます。
サーチャージに達するとサイフォンが働いて最大900t/sまで放流することができるとか。


全景は空を飛ばないと見られないので変わりにイラストで。
パーキングマークは私が勝手につけました。


サイフォン式洪水吐を真横から見ようとしても
このように見えませんのでやはり、通行車両に十分気をつけて
橋から眺めるのがいいかと思われます。