御坂サイフォン&呑吐ダム 見学 その1
2006/3/26 更新
土木遺産、山田池堰堤を見に行った時に
道中見ておこうと思って立ち寄ったのが
ここ、御坂サイフォンと呑吐ダムでした。
山田池堰堤もですが御坂サイフォンも土木遺産です。
稲美野台地、加古台地と呼ばれる
この地域は水不足と戦ってきた土地でした。
この土地に水田を作るために始められたのが淡河疏水計画です。
淡河川疏水は明治21年から24年かけての工事で造られました。
疏水で水が行き渡るようになり耕作地域は飛躍的に拡大しました。
そしてこの淡河疏水で驚くような技術が使われています。
それが御坂サイフォンです。
水を取る川から目的地までの間に横たわる川や山を
サイフォンの原理で水が越えていくのです。
取水している側から落差50mで送水鉄管をかけ下った水が
サイフォンの原理で川を挟んで反対側の山の47.5mを上ります。
兵庫県三木市志染町に御坂サイフォンはあります。
目印は御坂神社です。
県道を通っていても駐車スペースがないので
旧道と新道の角にあるコンビニに入りました。
お店の方に場所を聞き、少し停めさせてくださいと
お願いして御坂サイフォンに向かいます。
コンビニから少し離れた植え込みにこんな標識が立っていました。
ここから200m歩けば到着です。
まず川に向かって進むとまた説明板です。
この目の前の橋がそうなのかと思ったら
ここから東に進んだところにある眼鏡橋がサイフォンのようです。
川沿いに旧道を進むとチラッと見えてきました。
川面に近い桁だけの橋から見たら
きっと綺麗に見えるんだろうなと思いつつ歩きます。