ダムナイト3 公開動画 「これより 本則操作を離れる」 プロダクションノート的な何か
ハイドログラフで泣いてくれ その9

「これって管理所の人しか絶対にはいられへん場所やろ」
「うん。洪水調節中にここに入れるのは絶対管理所の人だけ」
「ずるいなー。こんなカッコいい写真まで借りて」
「一杯お願いしたんやもん!!
これこれこんなコンセプトで3ダムがカッコよかった事を自分なりに動画にしたいって
お願いして借りたんやもんっ」
「発表した時は動画になってへんかったくせに…」
「はい。ただのPowerPointスライドショー(音付)でした」

「室生ダムは上から放流やったんやな」
「室生ダムはクレストゲートとバルブしか持ってないもん」
「え、下のコンジットとかいうの無いんか」
「うん。だから室生はクレスト放流率が高いダム」

「なんか、えらい明るい事ないか」
「貸してもらったダム写真は皆ホントは台風が行き過ぎた後の
水位低下放流中の写真やからお昼間の写真ばっかりやで」
「あー、それでこんなに明るいんか」
「ホンマに対応していた時間帯に撮った写真やったら全部真っ暗で水銀灯の光しか見えへんもん。
そんな写真並べてもPVにならへんから明るい写真を加工したの」
「絶対、突っ込み来ると思うな。真夜中にこんなに綺麗にダムが見えるわけないって」
「演出やってば〜。そのくらい空気読んでよぅ〜」
「一般の人は何となく誤魔化せてもダムの中の人は騙されへんぞ」
「突っ込まれるかな〜」

「3ダムがほんまやったら銘々で放流する分を全部、青蓮寺に譲ったわけやな」
「そうそう。でもだからって青蓮寺が どばーっ と放流したわけとちゃうねん。
青蓮寺は横引きをやめて本則操作に戻す形で
それも下流がえらい事になってるから段階的にじわじわ増やしていったんや」
「気ぃ使うなぁ・・・」
「ゲート操作はめちゃくちゃデリケートやねんっ!!」

「これ、カッコいいな〜」
「これは全部のダムに在るわけちゃうねん。
水系の全部のダムのデータが集まるセンターにしかないんや」
「これは名張の?」
「うん。木津総のコントロールルームにある奴
某電力会社のコントロールルームも一回見せてもらったことあるんやけど
めちゃくちゃカッコよかったなぁぁ♪
その電力会社のダム湖の形まできっちり描いてある壁一面のパネルで
ホンマにどこの軍事基地?って感じで凄かった♪」
「どこの電力会社?」
「それは言われへん〜♪写真撮影も禁止やったもんね」

「もう一回アメダスが出てきて・・」
「MICOSやっていうてるやろ」
「赤い所がどんどん東に移動していったわけやな」
「そう。そして名古屋と静岡は通勤時間に直撃喰らって大変やったという…」


「よう頑張ったなぁ」
「ホンマにこんな凄い操作、ようやりはったと思うわ」

「これは水位観測所か?」
「12月に取材に行った時に同じ場所見てきた」
「こんな場所に立ってるねん」
「・・・川からえらい遠いな」
「かなり離れてるんよ」
「色分けしてでっかい字で書いてるから危ない水位かすぐ分かるねん」
「今回は夜中やったからこれ見てた人はおらんかったやろうな」
「ここら辺に住んではる住民の皆さんは判らんけど
名張市の水防団の人等は大雨の中この水位標を
目を凝らして必死で見てはったって聞いてるねん」
「怖かったやろな〜」
」

「航空写真やー」
「えーと、これはパンフレットに在った写真借りた」
「ただ、ダムと市街地の位置関係が解らん」
「この写真の左下方向にずーっと川をさかのぼると室生ダム。
右方向の川をさかのぼると青蓮寺ダム」
「南から北を見てる所なんやな」
「そうそう」

「マスコミはホンマにダムの活躍を報道せえへんかったんか」
「ふふふふふふ」
「なんや気色悪い」
「実は・・・奈良日日新聞がコラムで取り上げてくれてたんや。
水資源機構関西支社の広報室で記事が貼ってあってん♪」
「・・・ローカル紙やけど一誌でも取り上げてくれてよかったな」
「奈良市は水資源機構のダムがなかったら毎年渇水やもん。
奈良市が渇水知らずで暮らしていけるのは
比奈知のお水と布目のお水が支えてくれてるからやもーん♪
だから奈良の新聞が取り上げてくれたんやと思う♪」
「せやけど今回、東京でこの話持って行っても誰も知らへんかったんやろ」
「多分、ほとんどの人は知らんかったと思う。
だから詳細は伝わらへんかったけど逆にインパクトはあったんと違うかな」

「ホンマにお世話になったんやな」
「いきなり水資源機構関西支社に行って
“ダムナイトというイベントがあるんですが”から説明はじめて
“動画を作って公開するんですが”ってコンセプト話して
“台風18号での比奈知のバケットカットで泣きました!
その感動をイベントのお客さんに伝えたいんですっ!”って
目一杯お願いしたんやで」
「お前みたいな胡散臭い奴によう資料やら写真やら見せてくれたな」
「情報開示の一環としてという事で凄く気持ちよく貸してくれはったんよ。
ただ、こういう物になるとは思ってはらへんかったと思うけど」
「怒られてへんか」
「・・・演出過剰で苦笑いされた」
「そら当たり前や」
「でもな、ハイドログラフで感動できるって事、知らせたかったんや」
「そのハイドログラフはスライドに入れてへんくせに」
「だーかーらーこの解説書いてるやんかー。
ハイドログラフを知ってくれたら想像して感動してくれるお仲間が増えるかもしれんやろ♪」
「・・・お前は想像を超えてすでに妄想のレベルやわ」
「・・・ごもっとも」
という事でスライドの解説をしてみました。
今回、このスライドの為に水資源機構関西支社、木津川ダム総合管理所
室生・青蓮寺・比奈知の各ダムに取材に行き、広報誌などに公開している資料
パンフレット使用写真、災害対応時の写真などをお借りしました。
ただ、ダムが頑張ってこんなカッコいい事やってくれたよ♪というイメージで作成していますので
演出やセリフなどなどは全部作者の妄想に由来しています。
当然ながら全てが正確なデータではありません。
この『名張上流3ダムの連携操作』についての正しい情報は
水資源機構関西支社の報告や
水資源機構 広報誌「水とともに 2009年 11月号」の記事
をご覧になってください。
ハイドログラフで泣いてくれ・・・る方が一人でも増えたら嬉しいです♪